ラ・カテドラーレ

イタリア紙ガゼッタによると、インテルとACミランは、官僚的な役所手続きの多さ、行政の遅れ、プロジェクト費用の不透明さなどから、新スタジアム建設の計画を断念し、市内の別の場所で新たな土地を探している。

インテルとミランは、昨年12月21日にこのプロジェクトを発表していた。当時は、サンシーロ(ジョゼッペ・メアッツァ)に非常に近いところで、座席数を2万席減らして建設するという計画、つまり現在のサン・シーロを取り壊し、同じ敷地に100万ユーロ以上を投じてスポーツ施設を作ろうとするものだった。

またスタジアムのプロジェクトは、イノベーションと持続可能性の観点から先駆的なモデルを採用し、両クラブで7億3300万ユーロ(約993億2900万円)を費やすと見られていた。建設計画には、水技術の導入、カーボンニュートラル、Leed認証、スポーツとレジャーに特化したウォーキング専用地区などの提案もあった。

Leed認証に関してはこちら

クラブが他の場所を探そうと考えているもう一つの理由は、新スタジアム「ラ・テドラーレ」が公開入札を受けなければならないからである。ということから現在、ロンバルディア州の2チームは、同じミラノのセスト・サン・ジョバンニ地区にスタジアムを設置することを考えている。

関連記事