【最新版】21世紀に行われたW杯大陸間プレーオフまとめ

2022年カタールW杯の大陸間プレーオフが行われた。オーストラリア（AFC）対ペルー（CONMEBOL）とニュージーランド（OFC）対コスタリカ（CONCACAF）の2試合で、それぞれオーストラリアとコスタリカが勝利し、見事W杯本戦への切符を手に入れた。

もはやW杯本戦のような緊張感の中で行われる大陸間プレーオフだが、過去には数々の熱い試合が繰り広げられてきた。

今回は、21世紀に行われた大陸間プレーオフを振り返ってみよう。

2002年日韓W杯

2002年日韓W杯の大陸間プレーオフは、アイルランド対イラン、ウルグアイ対オーストラリアだった。ホーム&アウェイで行われ、それぞれアイルランド（2戦合計2-1）とウルグアイ（2戦合計3-1）がW杯へ出場した。ウルグアイに関しては初戦を落としたが、ホームでの2ndlegで見事逆転勝利を収めた。

本戦ではアイルランドは、カメルーン、ドイツ、サウジアラビアの組で見事決勝トーナメント進出。しかし、ベスト16の対スペインでPK戦の末敗れ、W杯を後にすることとなった。

一方でデンマーク、フランス、セネガルという強豪揃いの組に入ったウルグアイは、0勝2分という成績でグループステージ敗退となった。

2006年ドイツW杯

2006年ドイツW杯の大陸間プレーオフは、ウルグアイ対オーストラリア、トリニダード・トバゴ対バーレーンだった。ホーム＆アウェイで行われ、それぞれオーストラリア（2戦合計1-1、PK戦）とトリニダード・トバゴ（2戦合計2-1）が勝利。トリニダード・トバゴは史上初のW杯出場となった。一方で、オーストラリアは前回大会のリベンジを果たすことに成功した。

本戦ではオーストラリアは、日本、ブラジル、クロアチアの組で1勝1敗1分の成績を残し決勝トーナメントに進出。しかし、ベスト16で試合終了間際のPKによってイタリアに敗れることとなった。

一方のトリニダード・トバゴは、スウェーデン、イングランド、パラグアイの組に入り、1分2敗でグループステージ敗退となった。

2010年南アフリカW杯

2010年南アフリカW杯の大陸間プレーオフは、ニュージーランド対バーレーン、ウルグアイ対コスタリカだった。ホーム＆アウェイで行われ、ニュージーランド（2戦合計1-0）とウルグアイ（2戦合計2-1）が勝利し、本戦出場を決めた。

本戦ではニュージーランドは、スロバキア、イタリア、パラグアイの組で3引き分けに終わり、グループ3位で決勝トーナメント進出とはならなかった。

一方のウルグアイは、フォルランの大活躍で準決勝まで進んだが、オランダ相手にあと一歩及ばず、3位決定戦にまわることに。3位決定戦では、フォルランとカバーニが得点を決めるも、ドイツ相手に2-3で敗れ、結果的に4位で同大会を終えることとなった。

2014年ブラジルW杯

2014年ブラジルW杯の大陸間プレーオフは、ウルグアイ対ヨルダン、メキシコ対ニュージーランドとなった。ホーム＆アウェイで行われ、ウルグアイ（2戦合計5-0）とメキシコ（2戦合計9-3）が勝利し、本戦出場を決めた。ウルグアイはこれで4大会連続の大陸間プレーオフとなった。

本戦ではウルグアイは、コスタリカ、イングランド、イタリアの組で2勝1敗となり、決勝トーナメントに進出。ベスト16では同じ南米のコロンビアと対戦したが、ハメス・ロドリゲスに歴史に残るゴラッソを含む2得点を許し、0-2で敗退した。

一方のメキシコは、カメルーン、ブラジル、メキシコの組で2勝1分という成績で決勝トーナメントに進出。ベスト16ではオランダと対戦したが、試合終了間際の連続被弾で逆転負けを喫し、ベスト8へ進出することはできなかった。

2018年ロシアW杯

2018年ロシアW杯の大陸間プレーオフは、オーストラリア対ホンジュラス、ペルー対ニュージーランドとなった。ホーム＆アウェイで行われ、オーストラリア（2戦合計3-1）とペルー（2戦合計2-0）が本戦出場を決めた。

本戦では、大陸間プレーオフを勝ち抜いたオーストラリアとペルーが同じ組に入った。残りの2チームはフランスとデンマーク。共にグループステージで敗退したが、”直接対決”ではペルーが2-0で勝利した。

2022年カタールW杯

2022年カタールW杯の大陸間プレーオフは、オーストラリア対ペルー、コスタリカ対ニュージーランドとなった。今大会は一発勝負で行われ、オーストラリア（0-0、PK戦）とコスタリカ（1-0）が本戦出場を決めた。

オーストラリアは、フランス、デンマーク、チュニジアと同組で、コスタリカはスペイン、ドイツ、日本と同組になる。果たしてどの国が勝ち上がるのか。