オリンピック・リヨンのホームスタジアムは、引き続き2025年まで保険会社「Groupama社」がネーミングライツを持つことになる。リヨンは先日、バスケットボールチームのアスベル・ヴィルバンヌがプレーする会場である屋内競技場の命名権を、LDLCグループに売却している。
オリンピック・リヨンは、スタジアムの命名権を継続的に活用するため、Groupama社との契約を2025年7月31日まで更新した。本契約の金銭条件については開示されていない。同企業との関係は、2017年にリヨンの新スタジアムのスポンサーになったことから始まった。同企業はさらに、リヨンの男女チームのトレーニング施設のスポンサーにもなっている。
先日、リヨンが33.3%を所有する「アスベル・ヴィルバンヌ」というバスケットボールチームが使用する屋内競技場の命名権をLDLCグループに売却し、2022年から運営することが決定した。リヨンは、中期的にアスベルを完全に買収することを望んでいる。バスケットボールだけでなくeスポーツチームの試合も行われる「LDLCアリーナ」は、サッカースタジアムに併設されている。
59,186人収容のスタジアムは、1年間の無観客状態を経て、現在はフル稼働している。7月から9月にかけての興行収入は700万ユーロ(約8億9400万円)だった。ちなみに前年同期は100万ユーロ(約1億2800万円)。スポーツ以外のイベントもスタジアムに戻ってきており、1年前の4倍に当たる約200万ユーロ(約2億5550万円)を売り上げた。同クラブは2021-2022年の第1四半期を、前年同期比23%減の7800万ユーロ(約99億6400万円)の売上高で締めくくったが、2020-2021年の決算で、1億700万ユーロ(約136億6800万円)の損失を計上している。