グループEには、スペインやドイツといった優勝候補にも上がる強豪国が揃っているが、初戦から日本がドイツに勝利するなど大波乱が起こった。
日本代表としてはそのままの勢いでコスタリカも破りたかったが、結果は0-1で敗北。決勝トーナメント進出の行方はグループステージ最終節のスペイン戦まで分からなくなった。
このように、かなり混戦となっているグループEだが、開幕から苦しんでいる国がある。ドイツだ。
前評判では、スペインとドイツが決勝トーナメントに進むと考える人が多かったかもしれないが、結果として2戦目終了時点でまだドイツに勝利はない。
Germany have only won one World Cup game since the 2014 final 😕 pic.twitter.com/adAUBTPuOs
— GOAL (@goal) November 28, 2022
最終節はコスタリカが相手とは言え、全く油断はできないだろう。引き分け以下でグループステージ敗退が決定するだけでなく、日本が引き分け以上の場合、得失点差や総得点差で決まることになるため、全力でゴールに向かうはずだ。
ちなみに、ドイツ代表がワールドカップにおけるグループステージにて、開幕2戦連続で未勝利というのは史上初だという。あれだけ苦しんだ2018年ロシアワールドカップでも、2戦目のスウェーデン戦ではクロースのゴラッソで勝利を収めている。
それでは、過去のワールドカップにおけるドイツ代表(西ドイツ代表)のグループステージ開幕2戦の成績を見ていこう。
1930年大会:不出場
1934年大会:グループステージ制度なし
1938年大会:グループステージ制度なし
1950年大会:不出場
1954年大会:1勝1敗
対トルコ(4-1、勝利)
対ハンガリー(8-3、敗北)
1958年大会:1勝1分
対アルゼンチン(3-1、勝利)
対チェコスロバキア(2-2)
1962年大会:1勝1分
対イタリア(0-0)
対スイス(2-1、勝利)
1966年大会:1勝1分
対スイス(5-0、勝利)
対アルゼンチン(0-0)
1970年大会:2勝
対モロッコ(2-1、勝利)
対ブルガリア(5-2、勝利)
1974年大会:2勝
対チリ(1-0、勝利)
対オーストラリア(0-3、勝利)
1978年大会:1勝1分
対ポーランド(0-0)
対メキシコ(6-0、勝利)
1982年大会:1勝1敗
対アルジェリア(1-2、敗北)
対チリ(4-1、勝利)
1986年大会:1勝1分
対ウルグアイ(1-1)
対スコットランド(2-1、勝利)
1990年大会:2勝
対ユーゴスラビア(4-1、勝利)
対UAE(5-1、勝利)
1994年大会:1勝1分
対ボリビア(1-0、勝利)
対スペイン(1-1)
1998年大会:1勝1分
対アメリカ(2-0、勝利)
対ユーゴスラビア(2-2)
2002年大会:1勝1分
対サウジアラビア(8-0、勝利)
対アイルランド(1-1)
2006年大会:2勝
対コスタリカ(4-2、勝利)
対ポーランド(1-0、勝利)
2010年大会:1勝1敗
対オーストラリア(4-0、勝利)
対セルビア(0-1、敗北)
2014年大会:1勝1分
対ポルトガル(4-0、勝利)
対ガーナ(2-2)
2018年大会:1勝1敗
対メキシコ(0-1、敗北)
対スウェーデン(2-1、勝利)
2022年大会:1分1敗
対日本(1-2、敗北)
対スペイン(1-1)