レアル・マドリードでプレーできる選手は、この前の記事でも紹介したように、エリート中のエリートだけだ。念願のサンティアゴ・ベルナベウでデビューすることはできたものの、スタメンに定着できず、出場機会が少ない選手は別のクラブでキャリアを続けるというのが自然な選択となる。
レアル・マドリードを退団するということは、ほとんどの場合ステップダウンとなるが、今回ご紹介するのは、移籍後活躍を証明することができ、スペイン代表へ招集されるまで駆け上ることができた選手たちだ。
レアル・マドリードを退団してスペイン代表でデビューした選手
ディエゴ・ロペス
現在エスパニョールのGKを務めているディエゴ・ロペスはレアル・マドリードの下部組織出身である。2005年にトップチームのデビューを果たした後、ビジャレアルへ移籍し活躍する。
当時スペイン代表監督のデル・ボスケが2009年3月のトルコ戦で初招集し、8月のマケドニア共和国戦で代表デビューを果たした。
当時のスペイン代表のGKメンバーはカシージャス、バルデスとレイナと、競争が激しい時期であったこともあり、スペイン代表として出場した試合はマケドニア戦のみとなった。
1 – Espanyol’s Diego López 🇪🇸 has made more saves (59) and has a better save percentage (80% – minimum three appearances) than any other goalkeeper in @LaLigaEN this season. Guardian. pic.twitter.com/dkqiPgUgnS
— OptaJose (@OptaJose) November 28, 2021
ラウール・アルビオル
バレンシアの下部組織出身のアルビオルは同チームでUEFAカップを獲得するなど活躍し、レアル・マドリードへ移籍した。4年間所属したのち、ナポリに移籍し、今はビジャレアルでプレーしている。
レアル・マドリードへ移籍する前から代表デビューを果たしているが、レアル・マドリードを退団した後も招集され続け、計56試合に出場している。
🎂 Happy birthday Raul Albiol 🎉
— Official SSC Napoli (@en_sscnapoli) September 4, 2021
💙 #ForzaNapoliSempre pic.twitter.com/W14u3hM6k0
フアン・マタ
レアル・マドリード下部組織からトップチームでデビューすることができなかったマタは、レアル・マドリードとの契約満了後にフリー移籍でバレンシアに入団した。バレンシアで覚醒したマタは、2009年にデル・ボスケ監督の元で代表デビューを果たし、2016年まで計41試合に出場した。
Happy 33rd birthday, Juan Mata! 🎉 pic.twitter.com/SHYGn5YkET
— GOAL (@goal) April 28, 2021
アルバロ・モラタ
アトレティコ、ヘタフェ、レアル・マドリードのユースでプレーしたモラタは2010年にトップチームデビューを果たすが、ロナウド・ベンゼマ・ベイルの影で出場機会をあまり与えられず、ユベントスへ移籍となった。2014年にEURO予選のベラルーシ戦で代表初出場を成し遂げ、計42試合20ゴールを記録している。
🚨Alvaro Morata wants to transfer to Barcelona during the January transfer window. #ForçaBarça #ForzaJuve pic.twitter.com/rrESXbJ3tY
— Ekrem KONUR (@Ekremkonur) January 28, 2022
アルバロ・ネグレド
ラージョ・バジェカーノのユースからトップチームデビューを果たしたネグレドはレアル・マドリードBへと移籍したが、トップチームへと昇格はなく、アルメリアへ移籍して活躍する。2009年10月にスペイン代表に初招集されアルメニア戦で代表デビューを成し遂げた。合計21試合に出場して、10得点を記録している。
🦈 Mánager de Biwenger fichando a Negredo en 3⃣, 2⃣, 1⃣…
— Biwenger 🏆 (@biwenger) January 18, 2022
📸 @LaLiga pic.twitter.com/2jYcyMm53l