世界そして日本で大きな成長を見せるeスポーツ業界。
先日、渋谷にはプロゲーミングチーム「CRAZY RACCOON」がアパレルショップ・ゲーミングスペース・オフィスを兼ね備えた「CRAZY RACCOON STORE」をオープンするなど盛り上がりを見せている。
世界でもアメリカのTSMが2億1000万ドル(約230億円)で複数年のネーミングライツ契約を締結するなど、eスポーツの価値が大きく上昇している。
2023年には市場規模が約15億5600万ドル(1ドル=126円で計算すると約1,961億円)に達する(※)とも言われ、新たな投資の対象としても注目を浴びる業界だ。
※NTTデータ経営研究所より
このような新世代の「スポーツ」であるeスポーツ業界だが、サッカー界にもeスポーツ界に進出している選手がいる。
今回はeスポーツに関わるサッカー選手を紹介しよう。
エジル(M10 Esports)
元ドイツ代表で、現在はトルコでプレーするエジルは2018年にeスポーツチーム「M10 Esports」を設立。Fortnite部門、FIFA部門を抱えるeスポーツチームとして活動している。
現在、監督との衝突で出場機会を失っているエジルはeスポーツ選手になるとの噂もあり、エジルの代理人も「彼はFortniteが本当にうまいし、いつか彼が競技に参加しても驚かない」と話しており、引退後はFortniteの選手になる可能性を示唆した。
Follow me now on @Twitch for my 2nd live stream! ➡ https://t.co/JqlJAQ6DNG #M1Ö #Fortnite @M10Esports pic.twitter.com/9KeCWA7dcc
— Mesut Özil (@M10) October 18, 2018
ダビド・デ・ヘア(REBELS GAMING)
マンチェスター・Uに所属するデ・ヘアは2022年3月にeスポーツチーム「Rebels Gaming」を立ち上げた。
League of Legends、VALORANT、RAINBOW SIX SIEGEなどのチームを抱えており、設立時は「認知されるブランドにしたい。人はブランドに惹かれるものだ。そしてもちろん、ヨーロッパにチームを置いて、最高のチームと競争できるようにしたい」。
「それにこのビジネスのエンターテインメント的な部分も好きなんだ。だから、人々やファンが楽しめるようなエンターテインメントも作っている」。
「でもそれだけでなく、僕たちはヨーロッパで最高のチームのひとつになることを目指している」と語っている。
🔥🔴David De Gea presenta su equipo de esports: Rebels Gaming; competirán en LoL, Rainbow Six y Valoranthttps://t.co/czUB2TiWpw pic.twitter.com/cCXiJSsiWC
— Diario Diez (@DiarioDiezHn) December 5, 2021
デイビット・ベッカム(GUILD)
現役時代、マンチェスター・Uやレアル・マドリードで活躍し日本でも人気のあるベッカムは、2020年6月にロンドンを拠点とするeスポーツチーム「Guild Esports」の共同オーナーに就任。
Fortnite、Rocket League、FIFA および Valorant 、APEXなどの部門を抱えている。
FIFA部門のnicolas99fce選手がChampions League 2022で優勝、VALORANT部門がヨーロッパ予選を勝ち抜き、国際大会「VCT Masters Stage2」への出場を決めるなど設立からまだ2年ほどだが実績を残しつつある。
David Beckham entra en los esports como co-propietario de Guild Esportshttps://t.co/ezZTgwpm8j pic.twitter.com/NcupWo5T03
— Instant Gaming (@InstantGamingES) June 26, 2020
カゼミロ(Case eSports)
レアル・マドリードでCLを制し、ブラジル代表としても活躍するカゼミロは無類のゲーム好きと知られ、2020年に「CaseEsports」を設立。自身もプレーするCS:GO部門を1つ目の部門として設立。
現在はLeague of Legends、VALORANT、FIFAなどの部門を抱えている。
@CaseEsports is founded since 2020 by ⚽ Real Madrid’s footballer, Casemiro.
— GosuGamers (@GosuGamers) March 2, 2022
Keep an 👀 on Case Esports competing in Pinnacle Cup 3! #GosuGamers #PassionON #CSGO #PinnacleCup #CaseEsports @PinnacleEsports pic.twitter.com/hft1wdlCgi
ジェラール・ピケ(KOI)
バルセロナFCに所属するジェラール・ピケはスペインの人気ストリーマーのIbaiと共に2021年にeスポーツチームKOIを設立。
League of Legends、VALORANTなどの部門を立ち上げている。
先日はVALORANT部門に名門FNATICからMagnumを獲得するなどチームの強化に積極的に動いている。
Vous vous demandez où en sont nos rivaux espagnols KOI depuis le KCX Showmatch ??
— MGG (@MGG_France) February 16, 2022
On vous a résumé le début de saison LVP en dents de scie de l’équipe d’Ibai et Piqué !!https://t.co/oelpBOgx7i pic.twitter.com/l8el1zGmc0
アグエロ(KRÜ Esports)
マンチェスター・Cやアトレティコ・マドリードで活躍し、2021年に引退を発表したアグエロはアルゼンチンを拠点とするeスポーツチーム「KRÜ Esports」を設立。
アグエロ自身もストリーマーとしてゲーム配信に特化した動画配信用プラットフォーム「Twitch」で400万人のフォロワーを誇り、彼が配信を行うと非常に多くの視聴者が集う。
「KRÜ Esports」はRocket League、FIFA、VALORANT、League of Legendsなどのタイトルのチームを抱えており、VALORANT部門は世界大会でベスト4に進出するなどの成績を残している。
El Kun Agüero activó el Modo Gamer: el delantero del Manchester City presentó “Krü”, su equipo de eSports. pic.twitter.com/J16B3SqFgG
— SportsCenter (@SC_ESPN) October 16, 2020
そのほかにも以下の選手たちがeスポーツチームに投資などの形で関与している。
デレ・アリ
セザル・アスピリクエタ
本田圭佑
ギャレス・ベイル
キャルバート・ルーウィン
ティボー・クルトワ
クリスティアン・フクス
グリーズマン
スールシャール
イブラヒモビッチ
イグレシアス
ジェシー・リンガード
ハリー・マグアイア など
サッカー選手とeスポーツの繋がりは今後もさらに強くなっていくのだろうか。