ワールドカップ

FIFAは、ワールドカップを現行の4年に一度から2年おきの開催案についての代替案を模索している。というのも議論を呼んでいるワールドカップを2年ごとに開催するという提案については投票されない予定だからだ。

FIFAの世界サッカー開発責任者アーセン・ベンゲル氏が提示し、ジャンニ・インファンティーノ会長が支持するワールドカップ新計画は、今のところUEFAと欧州のトップクラブから強い反対を受けている。

この提案に対しては、パリサンジェルマン兼欧州クラブ協会の会長、ナセル・アル・クライフィ会長も「あり得ない話だ。議論の余地はない」と述べている。

「2年に一度のワールドカップは、サッカーに携わるすべての人にとってのオウンゴールのようなものだ。FIFAがこのことに気づいたことをうれしく思う」とUEFA会長のアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)は述べた。

英国の通信社ロイター通信によると、北中米カリブサッカー連盟(Concacaf)のビクター・モンタリアーニ会長はワールドカップとは別の大会を開催する案を浮上させたという。FIFA副会長でもあるモンタリアーニ氏は、かつてのコンフェデレーションズカップにヒントを得た大会、あるいはUEFAやConcacafが採用しているネーションズリーグの世界版などを現在提案している。

コンフェデレーションズカップは、ワールドカップに先立って4年ごとに開催され、6つの大陸選手権(AFC、CAF、Concacaf、CONMEBOL、OFC、UEFA)の各優勝国と、ワールドカップの優勝国、開催国のナショナルチームが参加する8カ国の大会であった。前回は、2017年に開催された。

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