FIFA理事会は、サッカー選手の国際移籍制限に関する新しい規則を正式に採択した。コロナウイルスの緊急事態によって参加できないメンバーもいたため、ハイブリッド形式で開催されたこの会議は、2019年10月24日以来の対面会議となった。
この規定は、若手選手の育成促進、競技バランスの促進、クラブによる選手の過剰獲得防止などの提言に基づいており、2022年7月1日から正式に施行される予定。尚21歳未満の選手とクラブで育成された選手は、以下の制限を免除される。
新ルールの仕組み
①レンタル移籍の最短期間は半シーズンで最長期間は1年間
②連続するレンタル移籍の禁止
③同一クラブ間での1シーズンあたりのレンタル回数制限:1シーズンにつき1つのクラブから同じクラブにレンタル移籍される選手は最大3人までで、逆もしかり。
④1シーズンあたりのクラブのレンタル移籍数に制限を設けること
④に関しては、2022年7月1日から2023年6月30日まで、クラブはシーズン中に一度に最大8人の選手をレンタルに出すことができ、8人をレンタルでチームに入れることができる。
その後、段階的に縮小され、2023年7月1日から2024年6月30日までは最大7名に、2024年7月1日以降は最大6人の選手に限定される。構成は同じ。