ドイツの裁判所が、FIFAによるサッカーエージェントの規制案を一時停止した。『The Athletic』が伝えている。
裁判所の決定により、新しい規制が欧州司法裁判所(TJCE)によって判断が下されるまでドイツのサッカー界には導入されないことになる。裁判所は、新しい規制が競争制限要素を含んでいるとして、競争に制約をもたらす可能性があると認定した。
ドルトムント地方裁判所の措置は、先月マインツの裁判官が、FIFAが準備中のエージェント規制案について欧州司法裁判所(TJUE)に仮処分命令を出した後の出来事。TJUEが判決を下すまでに時間がかかることを考慮し、ドルトムント裁判所は一時的な措置を取ることを決定した。つまり、FIFAの規制案はドイツのサッカー界で一時的に凍結されるのだ。
FIFAの新しいエージェント規制案は、サッカー界の有力な代理人たちから世界的に批判を浴びている。4月にはエージェントのライセンスを取得するための最初の試験が行われ、3,800人が受験し、そのうち1,962人が合格した。10月1日以降もエージェント業を続けたい場合、エージェントは9月にもう一度試験に合格する必要がある。
(By ALLSTARS CLUB編集部)