FIFAは、隔年開催のワールドカップ追加収入は、211の加盟協会それぞれに最大2500万ドル(約28億4000万円)になると発表した。


FIFAは、ワールドカップが2年に1度の開催になることによって、44億ドル(約4998億円)の追加収入が発生し、211の加盟協会に分配されることになると主張。そこでFIFAは、女子と男子のワールドカップを現在の4年制から2年制に移行することを提唱している。「この追加収入によって、連帯資金は現在の600万ドル(約6億8200万円)から、最大2500万ドル(約28億4000万円)まで増加します」とFIFA会長ジャンニ・インファンティーノ氏は弁明した。

さらに、財政的な問題に焦点を当てた調査では、コンフェデレーションズカップも2年周期に切り替えた場合、世界のサッカー界全体の改善額は約66億ドル(約7500億円)になると結論付けている。一方、マクロ経済の見通しに焦点を当てた調査では、男子FIFAワールドカップの開催周期を2年に1度に変更した場合、16年間で国内総生産(GDP)が1800億ドル(約20兆4500億円)以上増加し、200万人の正規雇用者が出てくると結論付けた。

一方でUEFAは以前からFIFAによる2年に1度のワールドカップ開催を反対している。理由はUEFA主催の大会と日程が被ることにより大きな損害を生み出すからだ。その予想は37億ドル(約4200億円)にも上ると言われている。詳しくは以下の記事をご覧ください。