バルセロナ

日本時間2月18日、バルセロナが03-04シーズン以来となるヨーロッパリーグを戦った。ベスト16へ進むためのプレーオフだったが、対戦相手はセリエAの強豪ナポリ。

バルセロナの本拠地カンプノウで行われたが、1-1の同点に終わった。しかも得点はフェラントーレスによるPKの1点のみで、試合の流れからの得点を奪うことはできなかった。

この試合後、印象的なシーンがあった。決定機を決めきれなかった新戦力のフェラントーレスが涙していたのだ。それほど勝利への気持ちと重圧が凄まじかったということだろう。

フェラントーレスの経歴


フェラントーレスは、2022年冬の移籍市場でマンチェスターシティからバルセロナへやってきた。移籍金は破格の84億円。

マンチェスターシティでは、クラブ史上3番目の若さでハットトリックを決めるなど期待の星だったが、5年契約の内わずか1年半での退団となった。

マンチェスターシティ加入前は、ラ・リーガのバレンシアでプレー。弱冠17歳でラ・リーガデビューを果たし、同リーグでは21世紀生まれで初めてトップチームでプレーした選手となった。

バルセロナとバレンシアに所属した選手


では、フェラントーレスのようにバルセロナとバレンシア両方でプレーした有名選手を数名紹介していこう。

ダビド・ビジャ


バレンシア→バルセロナ

ヴィッセル神戸でも活躍したダビド・ビジャは、5年間バレンシアで活躍した後、2010年にバルセロナに加入。バレンシアではリーグ戦で166試合に出場し、108得点をマークするなど圧倒的な得点能力でチームを支えてきた。

バルサ移籍後も上手くチームにフィットし、得点を重ねた。フェラントーレスもビジャのようなストライカーになれるか注目だ。

ジョルディ・アルバ


バレンシア→バルセロナ

アルバはバレンシアの下部組織からトップチームに昇格。1年間のタラゴナへの期限付き移籍を含む4シーズンをバレンシア所属として過ごし、2012年にバルセロナに移籍。

移籍後から快速の左サイドバックとしてすぐさまスタメンの座を獲得し、現在まで攻撃面で活躍している。

シレッセン


バルセロナ→バレンシア

アヤックスで守護神として活躍し、2016年からバルセロナでプレーしたシレッセン。ただ、その頃にはテア・シュテーゲンが正ゴールキーパーとして活躍していたため、カップ戦要因になることに。それでも出場した時は安定した活躍を見せてチームを支えた。

その後2019年にバレンシアに移籍し、初年度は24試合に出場。今シーズンもファーストチョイスとしてプレーしていたが、現在怪我のため離脱を強いられている。

まとめ


以上がバルセロナとバレンシアでプレーした主な選手だが、彼ら以外にもアンドレ・ゴメス(バレンシア→バルセロナ、現エバートン)、マテュー(バレンシア→バルセロナ、2020年引退)、パコ・アルカセル(バレンシア→バルセロナ、現ビジャレアル)も両クラブでのプレー経験がある。