サッカーは野球やラグビーに比べて得点が生まれにくいスポーツと言っていいだろう。

90分プレーしてもスコアレスドローという結果もしばしば見受けられる。

そんなサッカーだが、時に試合が始まった直後に得点が生まれることもある。

今回はそんな試合開始直後に生まれたゴールを紹介する。

 

今回取り上げるのはプレミアリーグで生まれた最速ゴールベスト5である。

 

5位 マーク・ヴィドゥカ (11.90 秒)(2001年3月17日、vsチャールトン)

2001年3月17日に行われたリーズ・ユナイテッドとチャールトン・アスレティックの一戦。当時、リーズ・ユナイテッドはイングランドの強豪チームとして名を馳せていた。そのシーズンの後半には、UEFAチャンピオンズリーグの準決勝進出も果たしていた。オーストラリア人のマーク・ヴィドゥカはそのチームでエースとしてプレーしていた。

今回紹介するゴールは試合開始から11.90 秒で決まった。キックオフ直後、左サイドバックからロングフィードの落としをゴール前でフリーで受けたヴィドゥカは冷静なコントロールショットでゴール右隅に沈めた。







4. クリスチャン・エリクセン (10.54 秒)(2018年1月31日、マンチェスター・U)

2018年1月31日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとトッテナムのゲームでクリスチャン・エリクセンが決めたゴール。ヤン・ヴェルトンゲンからのロングボールを、ハリー・ケインが競り、こぼれ球に反応したデレ・アリが走り込んできたエリクセンにヒールで落とし、エリクセンがダイレクトでデ・ヘアが守るゴールを破った。

エリクセンは先日、プレー中に一時に心肺停止となるアクシデントに見舞われたが、植込み型除細動器を装着して母国デンマークで練習を再開したとのニュースが入っている。





3. アラン・シアラー(10.52秒)(2003年1月18日、vsマンチェスター・C)

3位はニューカッスルのレジェンドであるアラン・シアラーが2003年のマンチェスターシティ戦で決めたゴール。キックオフ直後、GKまでボールを下げたマンチェスター・シティに対し、プレッシャーをかけたシアラー。GKが蹴ったロングボールを全力でブロックに行き、ボールを奪取。ボールは足元にこぼれ、冷静に左足で流し込んだ。





2. レドリー・キング(9.82秒)(2000年12月9日、vsブラッドフォード)

2000年12月9日、に行われたブラッドフォード・シティとトッテナムの試合。元スパーズのキャプテン、レドリー・キングは、DFとして先発出場。


今回のゴールは味方のロングフィードを相手DFがヘディングしたボールを跳ね返し、そのボールを拾ったキングはドリブルで持ち出し、ミドルレンジからシュート。DFに当たってリフレクトしたボールはGKの逆をつきゴールに吸い込まれた。キングにとってこのゴールがプレミアリーグでの初ゴールとなった。その後、キングはプレミアリーグで268試合に出場し、10ゴールを記録している。







1. シェーン・ロング(7.69秒)(2019年4月23日、vsワトフォード)

プレミアリーグ最速ゴールはシェーン・ロングの7.69秒で決まったゴール。2019年に行われたワトフォードとサウサンプトンの一戦でロングは先発出場。ワトフォードボールで試合が開始され、全力でプレッシャーをかけに行ったロングが相手DFのロングキックをブロック。足元にこぼれたボールを運び、飛び出してきたGKとの1対1を冷静にループシュートで決めた。


現在ロングはイングランド2部のボーンマスにレンタルで移籍し、プレーしている。