スポーツeコマース大手の「Fanatics社」は、UEFA、FCバルセロナ、レアル・ソシエダ、MLBなどとパートナーシップを結ぶ「Topps社」の実物ステッカーおよびデジタルステッカー事業の買収で合意に至った。


Fanatics社は、NFTがトレンドになっている今、トレーディングカード事業の最前線に立つことを目指している。スポルティコメディアによると、Topps社のデジタルコレクティブル部門を5億ドル(約579億円)で買収するという。Topps社は、UEFA、FCバルセロナ、レアル・ソシエダ、MLBなどとデジタルステッカーに関する契約を交わしている企業だ。

2022年にはコレクターズビジネス部門がさらに盛り上がりを見せるだろう。まだ商品は一つも発売されていないが、ファナティクス・トレーディング・カードは昨年の資金調達ラウンドですでに104億ドル(約1兆2100億円)と評価されている。

Fanatics社がTopps社の約80%の株式を保有し、シルバーレイクファンド、エンデバーエージェンシー、ベンチャーキャピタルのインサイトパートナーズなどが出資している。また、NBA、MLB、NFL選手会(Nflpa)も同社のトレーディングカードおよびデジタルコレクティブル部門の株主となる予定だという。