スポーツ関連企業のナイキは、米国スポーツにおけるナイキのビジネスを強化するために、Fanatics社と契約を交わしたと発表した。Fanatics社は、スポーツライセンスマーチャンダイジングを取り扱う企業で、オンラインECサイトなどを運営している。
この協定には、ペンシルベニア州立大学、オハイオ州立大学、ジョージア大学、クレムソン大学、オレゴン大学、オクラホマ大学など、ナイキがスポンサーとなっているすべての大学が含まれる。これまでの同市場のトップを走っていたのは、ナイキではなくライバル社のアンダーアーマーだった。
Fanatics CommerceのCEOであるドン・マック氏は、「ナイキの大学におけるパートナーシップの価値を高めることに携わることができ、興奮している」と述べている。ナイキは、すでに大学スポーツの分野で重要なビジネスを行なっており、同社のジョーダン・ブランドは昨年、大学リーグの48チーム以上のテクニカルスポンサーになった。
今回の提携は、Fanatics社にとっても大きい。というのも、同社が業界トップになるためのさらなる一歩となるからだ。同社の評価額は推定280億ドル。1,800社以上のサプライヤーを抱え、フランチャイズ、クラブ、競技会、大学など900以上のスポーツ施設と契約している。