バークレイズ銀行はプレミアリーグの銀行パートナーとして、2025年までの提携を更新しました。同行は女子リーグに3000万ポンド(約45億円)を拠出しており、これは英国女子スポーツへの投資としては過去最大となります。

ロンドンを本拠地とするバークレイズ銀行は、2001年からプレミアリーグと関係があり、過去2年間は女子スーパーリーグのメインスポンサーを務めています。タイムズ紙によると、バークレイズ銀行は現在の2倍となる3000万ポンド(約45億円)の投資を女子リーグに行いました。これは英国における女子スポーツへの最大の投資となります。

プレミアリーグでは、コーポレートバンキングや外国為替などの金融サービスを通じて、クラブや大会の協力体制を強化することになります。プレミアリーグのコマーシャルディレクターであるウィル・ブラス氏は、この合意を歓迎し、「我々は、誰もが試合を楽しめるようにすることを一番の目的としています。今後、両社の関係がさらに発展させることを願っています」と述べています。今回の取引額は開示されていません。

今回の女子サッカーの契約は、これまでの英国スポーツ界の前例にとらわれないもので、3000万ポンド(約45億円)のバークレイズ銀行との契約は、同国の女子サッカーの発展を大きく後押しするものです。女子リーグは2019年に、1シーズンあたり600万ポンド(約9億円)の対価として、金融機関がメインスポンサーとなる契約を締結しました。この年額を、現在は2倍にしています。

リーグやクラブの活性化だけでなく、連盟の女子サッカースクールへの大幅な支援も含まれています。この提案は、2019年からFA女子サッカースクールを新たに9,700校追加することを取り決め、すでに実施されていました。今後は、現在の12,000人から2024年までに20,000人に拡大し、教室で平等にサッカーに触れられる環境を提供し続けることを目標としています。

この提携により、2部リーグもバークレイズ銀行をメインパートナーとして迎えることになります。2022-2023年シーズン、リーグは「バークレイズFA女子選手権」に改称される予定です。

 

バークレイズ銀行は、2022年1月より育成サッカーを支援するコミュニティファンドを創設します。同行は、イングランドの恵まれない地域の若者にリソースと助成金を提供する慈善団体Sportedと提携し、あらゆる面でサッカーを推進する新たなキャンペーンを実施中です。