エバートン

エバートンの独立したファンによるアドバイザーボード(FAB)のメンバー選出プロセスが開始され、主要なファン団体と世界中のファン層を代表する最終構成が決定した。

アドバイザーボードのメンバーは、クラブの重大な決定に参加することができる。例えば、すでに行なっているマンチェスターUは、オールドトラッフォードの将来についてアドバイザーボードを介していた。

設置後、FABはクラブの長期的な戦略課題について相談を受け、取締役会のメンバーを含むクラブの上層部と定期的に会合を持つことになる。

クラブやエバートン・ステークホルダー・ステアリング・グループ(ESSG、2万人以上のエバートンサポーターを代表するサポーター団体の連合体)、各関係者が協力し、FABは11人のメンバーで構成される。そのうち7人はESSGから選ばれ残り4席はサポーターによる公開投票によって決定される予定だ。

ESSGは、エバートンが政府の見直しに独自の対応を求めたことから結成。このグループは、1万人以上のエバートン市民から回答を得たファンアンケートの作成に協力し、サポーターズボードの創設に圧倒的な支持(91%)を得ている。

活動開始後は、クラブの戦略的ビジョン、ファンとの交流を深める計画、新スタジアムへの移転とそれに伴う「グディソン・レガシー・プロジェクト」、資金調達と収入源、クラブの遺産に関する提案などの問題について、FABに相談することになる。