欧州の3大リーグでは、現在建設中の新スタジアムに25億ユーロ(2392億円)の資源が投入されている。スポーツクラウドファンディングのプラットフォームであるTifosyによると、ラ・リーガ、プレミアリーグ、リーグ1で、すでに13の新スタジアムプロジェクトが立ち上げられているという。
最も高額なプロジェクトは、プレミアリーグに所属するエヴァートンが手がけるもので、約6億ユーロ(790億800万円)をかけて建設する予定だ。
1892年以来、エヴァートンは今までグディソン・パークでホームゲームを行ってきたが、25年前から新しい本拠地建設を検討し続けていた。新スタジアムは、早ければ2023年に完成するかもしれない。なお、収容人数は5万2000人で現在のグディソン・パークより1万人以上多く収容できるようになる。
この新しいスタジアム建設により、13億ポンド(約2041億1100万円)の経済効果が見込まれるほか、1万5000人以上の雇用を創出し、リバプール市に新たに140万人の観光客を呼び込むと予想されている。
一方、スペインでは、バレンシアCFが、「ノウ・メスタージャ」の建設に約3億ユーロ(395億400万円)を投資することを決定している。新年を迎えてから作業が再開され、2026年には約5万5000人のファンを収容できるスタジアムとして完成させる予定だ。
3番目に高額なプロジェクトは、フランスのニーム・オリンプックで、2026年に完成するスタジアムには2億5000万ユーロ(329億2000万円)が費やされる予定。
このプロジェクトでは、現在のスタッド・デ・コスティエールを取り壊し(新スタジアム建設中には別で仮設スタジアムを建設)、2022/23年の新シーズンに向けて9,400人の観客を収容する予定とのこと。
イタリアに関してはどのプロジェクトもまだ着工されていない。
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