ドイツは、チャンピオンズリーグの試合を無観客で行うことに加え、リーグ試合での観客数制限に踏み始めています。また、ポルトガルやスペイン、イギリスでは、すでに数試合の中止が決定されています。


ヨーロッパの各リーグでは、オミクロンの影響により、無観客試合に戻す装置や再びチケット収入やマッチデー収入が失われる可能性が幹部達の間で取り沙汰されています。

このウイルスがサッカー界に最も大きな影響を受けている国はポルトガルで、プリメイラ・リーガのベレネンセスで13人の陽性者が見つかり、陰性者9人だけで挑んだゲームは後半早々に中止となりました。

同国のアントニオ・コスタ首相は、1月2日から9日までテレワークを義務付けることを発表し、期間中はナイトライフや教育施設が閉鎖されることになりました。12月10日の時点で、ポルトガルでは新たに631名の患者が発生しています。

最も多くの制限を課した国のひとつであるドイツは、ウイルスの拡散を阻止するための新たな制限を発表しています。前首相のアンゲラ・メルケル氏は、2G規制を導入し、施設に入るためには、ワクチンを接種していること、感染した場合は回復していることを証明しなければならないとしていました。 

バイエルン州にあるRBライプツィヒやFCバイエルン・ミュンヘンなどのクラブのスタジアムは一部閉鎖されました。ドイツでは、各地域ごとにどのような対策をとるかを決定していますが、少なくとも来年の初めまでは、無観客で試合を行うことを余儀なくされたチームもあります。

英国では、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーの選手がコロナウイルスに感染したため、リーグはトッテナム対ブライトン&ホーヴ・アルビオンの試合を中止せざるを得なくなりました。

また、マンチェスター・ユナイテッドのグループリーグ最終戦が中立地で行われる可能性も出てきました。最近では首相のボリス・ジョンソン氏は前に無期限のテレワークを決定しています。 

スペインでは、スペインサッカー連盟1部(RFEF)に出場しているCEサバデルで発生したクラスターにより、コスタ・ブラバとの試合を中断しました。チーム内で行われた検査で7人もの選手が陽性反応を示したため、RFEFは伝染を食い止めるためのプロトコルを発令しました。