アルゼンチン代表の36年ぶりの優勝で幕を閉じたカタールワールドカップ。今回は、ALLSTARS CLUBがカタールワールドカップにおける欧州ベスト11を選出した。ベスト4のフランス・クロアチアの選手たちが多数を占めている。
GKドミニク・リヴァコヴィッチ(クロアチア)
鉄壁のクロアチア守備陣を最後尾から支えたリヴァコヴィッチ。日本、ブラジルとのPK戦では連続セーブで圧巻のパフォーマンスを見せた。日本ファンにとっては悪夢のゴールキーパーだろう。
DFヨシプ・ユラノヴィッチ(クロアチア)
クロアチアの右サイドバックを務めたユラノヴィッチ。果敢なオーバーラップで右サイドからの崩しに大きく貢献した。小柄でスピードがあり、頻繁に攻撃に参加する様子は、サイドは違えどかつてのジョルディ・アルバ(スペイン)を彷彿とさせるものだった。
DFロドリ(スペイン)
クラブではアンカー、もしくはダブルボランチの一角を務めるロドリだが、今大会のスペイン代表ではセンターバックとしてプレー。足元の技術はもちろんのこと、空中戦でも安定した活躍を見せた。
DFヨシュコ・グヴァルディオル(クロアチア)
今大会屈指のセンターバック、グヴァルディオル。体格は重たそうに見えるが、機敏であり、足元でボールを操ることもできる。数々のビッグクラブが狙っており、今後の移籍市場を賑わせる存在になるだろう。
DFテオ・エルナンデス(フランス)
超攻撃的な左サイドバック。攻撃時にはサイドから大回りするだけでなく、中央に入ってくることも。一方で守備でも対人で強さを見せる。対戦相手からすれば、エムバペと揃って最恐の左サイドになるだろう。
MFオーレリアン・チュアメニ(フランス)
怪我で欠場したカンテやポグバの”代役”のはずだったが、完全に主力として活躍した。中盤の最後尾でボールを刈り取り、相手にチャンスを作らせない。決勝のPKで外してしまった無念を次の大会で晴らしたいところ。
MFブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル)
ポルトガル代表の心臓とも言えるブルーノ・フェルナンデス。チャンスメイクを行ったり、ラストパスを出したり、はたまたミドルシュートを放ったりと様々な役割を担う。ポルトガル代表の明暗を分ける存在と言っても過言ではないだろう。
MFルカ・モドリッチ(クロアチア)
クロアチアの象徴でありながら、絶対的な主力として活躍するモドリッチ。攻撃にも守備にも顔を出し、全力でチームをサポートする。40代になる次のワールドカップはさすがに厳しいかもしれないが、「モドリッチなら」と思わせてくれる働きぶりだ。
FWアントワーヌ・グリーズマン(フランス)
ほとんどのフランスの得点を生み出しているのはグリーズマンだろう。実際に自ら決めているわけではないが、チャンスを創り出す能力に長けている。決勝のようにグリーズマンが封じられると、チームとして停滞しかねない。
FWキリアン・エムバペ(フランス)
1966年以来となるワールドカップ決勝でのハットトリックを記録し、見事得点王に輝いたエムバペ。ワールドカップにおける得点数はペレと並ぶ歴代「12」と異次元だ。今後様々な記録を塗り替えてくることだろう。
FWオリヴィエ・ジルー(フランス)
打点の高いヘディングや強烈な左足で得点を奪う生粋のストライカー。突破からクロスをあげることができる選手を揃えるフランスは、ジルーのような選手が中央にいることは非常に心強いだろう。大会前はベンゼマの起用が有力視されていたが、見事に代役以上の役目を果たした。