スペインサッカー用語シリーズも今回で第4弾!前回の「MANITA – マニータ」に続き、今回紹介する用語は、、、
ESPALDINHA
読み方は「エスパルディーニャ」。由来は「ESPALDA(背中)」と「-INHA(ポルトガル語の縮小辞)」を合体させたもの。直訳(スペイン語とポルトガル語が混ざっているので、言葉としては存在しないが)すると「小さな背中」となる。
FCバルセロナのレジェンドのロナウジーニョが発明した背中パスのことだ。それは2003年のカンプノウでの出来事。GKビクトル・バルデスのロングスローボールをバウンド・コントロールなしでロナウジーニョは背中を使ってセンターハーフにいたラファ・マルケスにパスを出し、バルサファン、サッカーファン全員を驚かせたプレーだった。
¡Recuerdo mexicano en la @ChampionsLeague! 🏆🇲🇽
— TNT Sports México (@tntsportsmex) December 12, 2021
Un 1️⃣2️⃣ de diciembre, pero de 2️⃣0️⃣0️⃣7️⃣, el @FCBarcelona venció 3️⃣-1️⃣ al @VfB_int de @RicardoOsorio80 y @pavelpardo8… ¡y el primer gol culé fue de @OficialGio a pase de @10Ronaldinho! 😱@RafaMarquezMX también estaba en el campo. pic.twitter.com/trBWo2oj66
更に翌年のオサスナ戦。右サイドから上がったセンタリングを背中を使いリュドヴィク・ジュリに豪華なアシストを決めた。
エスパルディーニャを使った選手
ロナウジーニョがこのプレーを発明して以降、エスパルディーニャを使用する選手が何人か出てきた。その中でも印象に残っている3選手をご紹介しよう。
カリム・ベンゼマ
2020年12月にエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノで行われたラ・リーガのAビルバオ戦。3-1でレアル・マドリードが勝利したこの試合でベンゼマは2ゴールを記録し、エスパルディーニャも披露した。
Karim Benzema scores twice as Real Madrid beat Athletic Club 3-1 🔥🔥🔥 pic.twitter.com/5H0jrbuJKU
— GOAL (@goal) December 15, 2020
ネイマールJR
コパアメリカ2021準決勝のペルー戦でルーカス・パケタにアシストをしたネイマールは後半16分にエリア内でのエスパルディーニャを見せた。結果は1-0で勝利し、決勝まで駒を進めることができた。
Brazil have booked their spot in the final of the 2021 Copa America with a 1-0 win over Peru in their semi-final, with Neymar once again heavily involved! #SLInt 🔥
— Soccer Laduma (@Soccer_Laduma) July 6, 2021
MORE: https://t.co/i0DAlqFY4e pic.twitter.com/TxDHSXzwxb
クリスティアーノ・ロナウド
2010年のマドリードダービーで2-0とリードしていたレアル・マドリード。後半44分、デ・ヘアに弾かれたシュートをそのまま背中で後ろにいたシャビ・アロンソにエスパルディーニャでパス。アトレティコファンを怒り狂わせ、マドリーファンを席から立たせたプレーとなった。
Another 2 goals for @Cristiano. Finishes 2015 with an insane 57 goals in 57 matches >> https://t.co/W6KgbTk0sQ pic.twitter.com/ZenYiPtkjt
— SOCCER.COM (@soccerdotcom) December 30, 2015