日本時間13日に行われたリーベルプレート対アルヘンティノスの一戦で、リーベルプレートに所属する元アルゼンチン代表MFエンソ・ペレスが同クラブ通算200試合出場を記録した。
エンソ・ペレスは2017年にバレンシアからリーベルプレートへ移籍。そこから頼れるキャプテン兼中盤の番人としてチームを引っ張っている。
今回通算200試合出場を果たしたわけだが、エンソ・ペレスはかなり珍しい経験をしたことがある。それはGKとしてフル出場したというものだ。
時は遡って2021年5月。いつも通りリベルタドーレスに挑もうとしていたリーベルプレートだったが、コロナウイルスの集団感染により、全登録GKを含む20選手が出場できなくなった。
当時エンソ・ペレスは怪我でフィールドプレーヤーとしてプレーすることが不可能であったことから、代役のGKに抜擢された。シュートも20本以上打たれたが、許した失点はわずか「1」。本職MFとは思えない働きっぷりを見せた。
また、最終的に交代選手なしの11人での試合を強いられたリーベルプレートが2-1で勝利を収めている。
交代枠がない状態でのGKの退場や負傷によってフィールドプレーヤーが代役を務めることはあるが、フル出場でGKを全うすることはかなり珍事と言えるだろう。
かつて2度のワールドカップに選出されたエンソ・ペレスも現在36歳。チェルシーに移籍したエンソ・フェルナンデスが「自分と同じポジションの選手ではアルゼンチンで最も優れている」と評するエンソ・ペレスの旅はまだまだ続く。
【記事】「同ポジションで最高の選手は?」チェルシー移籍のエンソ・フェルナンデスがYouTubeで一問一答を繰り広げる
(By ALLSTARS CLUB編集部)