イングランドは古くからサッカー超大国であり、世界最高峰のプレミアリーグが存在する。イングランドに生まれた選手たちは、地元の人々の前でプレーすることに大きな誇りを持っている。

そのこともあってかスペインやイタリア、ドイツなどで活躍するイングランド人選手はあまり多くない。現に過去4大会(2006、2010、2014、2018年)W杯出場メンバーを見ても各大会、海外クラブでプレーする選手は1名か2名ほどである。2010年にいたっては全選手がイングランド国内でプレーする選手だった。

また、スペインのラ・リーガにおいては、50試合以上出場した選手が5名ほどしかいない。

今回は過去にイングランド人選手がイングランド国外で活躍した稀有な例を紹介する。

ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)


現在、マンチェスター・ユナイテッドでプレーするサンチョ。ワトフォード、マンチェスター・シティのユースから2017年にドルトムントに800万ポンドで移籍。ドルトムントではスピードを武器に得点を量産。一気に注目株になる。2021年に7300万ポンドでユナイテッドへ移籍し、母国復帰を果たしている。

デビット・ベッカム


1992年のデビューから約10年マンチェスター・ユナイテッドでプレーしたベッカム。日本でも有名な彼は2003年から2007年にレアル・マドリードでプレー。その後、LAギャラクシーやミランでプレーし、2013年にパリ・サンジェルマンで引退した。

ギャリー・リネカー


レスターファンとして知られるリネカーは1978年にレスターでデビュー。エバートンを経て1986年にバルセロナ移籍。その後トッテナム移籍を果たし、母国復帰する。1992年には名古屋グランパスでプレーし、日本で引退した。