エルサルバドル

日本時間21日に行われたエルサルバドルリーグの準々決勝2ndレグ、アリアンサ対FASの試合で悲劇が起こった。

1stレグではホームのFASが勝利し、アリアンサの本拠地で迎えた2ndレグ。大勢のファンがゲートから押し寄せたことによって、12名が死亡、500人以上が負傷したという。

エルサルバドル警察の推定では、スタジアム外にいた8000人以上の人々が手当たり次第に入場しようとしていたそうで、キックオフ後に閉ざされていたゲートから無理やり入ったことで混乱が起こったとされている。

『MARCA』が報じているところによると、現地にいた目撃者は、「多くの人が門を無理やり開けて中に入ろうとした。彼らは倒れ、よろめき、その上を、体の上を歩き始めた。人々は彼らの上を歩いた。内側では、みんなが押しているうちに、人々が窒息し始めた。助けを求める人々の群れを見たのは、ゲームが始まって15分ほど経った頃だった。ファンが助けを求めに来終わった時点で、試合は中断された」と語っているという。

また、別の目撃者は、「起こったことに対して警察の数が足りず、偽のチケット販売も多かった。チケットを過剰に売る人もいれば、作らせる人もいた。偽チケットを買ってしまった人々が、チケット代を払ったのに入場できなかったからと動揺して外に留まったことが一つの原因。怒っている人たち、酔っ払っている人たちが、スタジアムの中で騒ぎ始めたのだ」と話している。

(By ALLSTARS CLUB編集部)