クリスティアン・ブラガルニク氏がリードする取締役会によると、「歴史的な」黒字でラ・リーガのシーズンを締めくくったと発表した。さらに、アルゼンチン出身の実業家のブラガルニク氏は、バレンシア州のクラブでの権力を増大させている。

エルチェCFは、少なくとも財政面に関しては、コロナウイルスを何とか乗り切ったと言えるだろう。バレンシア州のクラブは、スペインサッカー1部への復帰を機に、2020-2021年末に1,300万ユーロ(約16.9億円)の過去最高益を記録したと取締役会が発表した。その前シーズンも200万ユーロ(約2.6億円)の利益で終了することができている。

アルゼンチン人実業家のクリスチャン・ブラガルニク氏が経営するクラブの株主総会は、年次決算を含むすべての議案を全会一致で承認した。2021-2022年シーズンの予算の詳細は未定となっている。

また、昨シーズンはブラガルニク氏が、クラブでの権力を高める増資で100万ユーロ(約1.3億円)を拠出した。現在97.5%を支配するScore Club 2019を通じて、昨年1月にパトリシア・ロドリゲス前総監督が退任したポジションに新たに1人の取締役が就くことになった。この増資により、エルチェの株式資本は550万ユーロ(約7.1億円)に増加する。

クラブ会長であるホアキン・ブイトラゴ会長は、「クラブ史上かつてない歴史的な結果を達成しました」と断言し、続けて、「この結果を受けて、クラブの近代化を進め、新しいプロジェクトを立ち上げることができます」と述べた。