カンプノウ

今週末ラスベガスで開催される『エル・クラシコ』。アメリカ合衆国でのクラシコは2017年以来の史上2回目となる。いくらプレシーズンのフレンドリーマッチとはいえ、クラシコはクラシコ。直接タイトルに繋がる試合ではないが、普通の親善試合とはわけが違う。

今回はバルサファン歴25年のALLSTARSスタッフが選ぶ”クラシコ名場面ベスト5”を紹介したいと思う。あくまで、いちスタッフの目線なので、予めご了承いただきたい。

5位【00-01シーズン】リバウドのノーゴール判定

クレとしては決していい思い出ではないが、クラシコの初めての思い出なのでランクインさせていただいている。

暗黒時代真っ只中のバルセロナ、ベルナベウで2-2とドローで迎えた試合終盤にエリア外から強烈なシュートを放ったリバウド。グラウンダーのシュートはマドリーDFイバン・エルゲラに当たり、ゴールマウス中へ。主審を務めたロサントス・オマールはオフサイドと判定し、ノーゴールとなった。この審判の名前を忘れることはないだろう。

4位【13-14シーズン】アレクシス・サンチェスのゴラッソ

このゴールがクラシコの名場面としてランクインすることに疑問を抱く方は少なくないだろう。現地ではあまり評判が良くなかったアレクシス・サンチェスだが、個人的にはかなり好みのタイプの選手だった。

ネイマールの前半のゴールでリードしていたバルセロナ。後半33分にネイマールからスルーパスでボールを受け取ったサンチェスは2回DFヴァランを切り離し、華麗なループシュートで追加点を獲得した。

3位 2-6と5-0の大勝

クラシコと言えばグアルディオラ時代の2-6と5-0のマニータ。

クレなら皆が覚えている試合だとは思うが、2-6の試合で印象的だったのが、ピケの6点目。CBであるにも関わらず、後半38分にゴールに目掛けて駆け上り、最後はパスを出すと見せかけてシュートを放ち、ゴールを決めた。

5-0の試合では、ザ・グアルディオラ・フットボールが展開された試合となり、試合結果も含めすべてが完璧だった試合だ。

2位【05-06シーズン】ロナウジーニョへのスタンディングオベーション

クラシコの名場面ではなく、サッカー歴史の名場面と言っても過言ではないだろう。後半14分左ウィングで出場していたロナウジーニョはセルヒオ・ラモス(当時右SB)とイバン・エルゲラを置き去りにし、カシージャス相手にゴラッソを決めた。

後半32分にも同じ場所でボールをもらうと、再度ラモスを抜き、ゴラッソを決めた。ライバルでありながらもこの活躍ぶりに、マドリーファンは暖かいスタンディングオベーションを送った。

1位【06-07シーズン】メッシが覚醒したクラシコでのハットトリック

やはり第1位はなんといってもメッシの初のハットトリック。もちろんマドリー相手にハットトリックを成し遂げることはすごいことではあるが、この試合でメッシという選手の名が全世界に広がり、『メッシ時代』の始まりの試合とも言えるほど。同点弾となった後半43分のゴール&セレブレーションは一生忘れることはないだろう。