これまでロングキックや低弾道キックを紹介してきましたが、今回紹介するのは「サイドの1対1、ドリブル突破法」です。現役で言えばソンフンミンやアダマ・トラオレ、ベルフワインなどが得意としているプレー。一瞬で相手を置き去りにすることができれば数的優位に立てるため、攻撃がしやすくなります。
そして今回縦のドリブル突破を伝授してくれるのは元コンサドーレ札幌の古田寛幸氏(フルタ ヒロユキ)。U-15〜U-19の世代別代表にも度々選ばれていました。コンサドーレ札幌の他にはカマタマーレ讃岐やツエーゲン金沢、ブラウブリッツ秋田でのプレー経験があります。
それでは早速コツを見ていきましょう!今回はボールを浮かして相手DFを剥がすドリブル講座です。古田氏曰く足が遅くても、子どもでもできるテクニックだそう。
ボールを浮かして突破するドリブルの方法
3つのポイントを順番に見ていきましょう。
1.スピードの緩急をつける
最初からトップスピードでドリブルをしてしまうと、相手DFがセーフティ守備になり食いついてきません。
逆にゆっくりドリブルをしていると、相手DFはすきを見計らって飛び込んで来るので、それを待ちます。その飛び込んできた瞬間に浮かすことで相手を置き去りにすることができるのです。
2.軸足はボールの少し前に
ボールを浮かす時には軸足の場所がポイントとなります。置く場所は「ボールの少し前」。もし後ろに軸足を置いてしまうと、自分が前にでる速度が遅くなってしまいます。
ボールの少し前に軸足を置くことによって重心も前にかかるので、相手DFより速く前へ突破することができます。
3.相手の膝の横あたりに浮かす
3つ目のポイントは「相手の膝の横あたりに浮かすこと」。低すぎると足先で触られてしまいますし、高すぎるとその分相手DFにも余裕が生まれてしまいます。
一方で膝の横あたりは人間の体の構造上、咄嗟に横に出すことができない場所となっています。そこを目掛けて浮かすと触れられずに、そして相手に余裕を与えずに突破することができると古田氏は言います。
動画解説
それでは、実際に動画をご覧ください。
まとめ
以上が元J1プレーヤー古田寛幸氏によるドリブル突破講座です。これまでにもサッカーに関するスキル記事が上がっているので合わせてご覧ください。