ブンデスリーガの強豪ボルシア・ドルトムントの現会長ラインハルト・ラウバル氏は、11月に開催される次回のクラブ総会に立候補せず、退任する意向を明らかにした。これで、3期に渡る23年間の任務に幕を下ろすことになる。
ラウバル氏は、1979年に初めてドルトムントの会長に就任し、3年の任期を全うした。1984年には、2年という短い任期で再び政権を担当。その後2004年に三度着任すると、20年近く務めることとなった。
「この偉大なクラブの会長であることを、就任以来ずっと誇りに感じています。23年間、私はこのポジションに情熱を注いできました」と説明した。クラブは今後、後任を探す必要がある。
ドルトムントは6月、21-22年シーズン終了後の経営見通しの悪化を明らかにした。具体的には、2500万ユーロ〜2900万ユーロの損失だ。 この数字は、昨年2月にクラブが発表した予測よりも20〜32%悪い。 その理由は、2024年まで契約していたマルコ・ローゼ監督とスタッフの解任にあるという。
サッカー面で言えば、10-11年と11-12年の2連覇以来、10年間リーグチャンピオンの座をバイエルン・ミュンヘンに明け渡している。そろそろドルトムントも黙ってはいられないだろう。22-23年もブンデスリーガに注目だ。