ディマリア

ヨーロッパリーグ決勝トーナメントプレーオフの1試合、ナント対ユベントス。ファーストレグでは1-1の同点だったため、アウェイゴールの概念が消え去った今は両者ともに勝つ必要があった。

先制したのはユベントス。右サイドにいたディマリアがボールを受けるとダイレクトでシュート。距離は決して近くなかったが、綺麗な弧を描いたシュートはファーサイドに突き刺さった。

その後20分には再びディマリアがPKを冷静に沈め、ユベントスがリードを広げる。そしてディマリアは78分にもヘディングでゴールを決め、ハットトリックに成功。チームもラウンド16突破を果たした。

スポーツ分析を行う『Opta』によると、ユベントスの選手が欧州大会(CLやELなど)におけるアウェイの試合でハットトリックを達成するのは、2000年のフィリッポ・インザーギ以来とのこと。

Fインザーギは、00/01年チャンピオンズリーグのグループステージ、対ハンブルガーにて達成。ディマリアと同じく1本のPKを含むハットトリックである。この試合は壮絶な打ち合いとなり、4-4の引き分けに終わった。

今季からユベントスに加入したディマリアは現在35歳。ゴール以外にも随所で輝きを見せたディマリアは、全く年齢を感じさせない活躍ぶりだった。

(By ALLSTARS CLUB編集部)