スペイン国内リーグ(ラ・リーガ)でのダービーといえば、どの試合を思い浮かべるだろうか。ほとんどの人がバルセロナ対レアル・マドリードの「エル・クラシコ」だろう。
両チームは世界的に知名度が高く、優秀な選手も揃っているため、大いに盛り上がる。また、歴史的にも対立の関係にあるため、ライバルになるのも疑いの余地がない。
このように、スペイン国内で最も有名なダービーはエル・クラシコだが、もちろんそれぞれの地域ごとのダービーも存在する。レアル・マドリード対アトレティコ・マドリードの「マドリードダービー」もその内の一つである。
今回はスペイン国内で行われる主なダービーマッチを紹介していこう。
試合時間は全て日本時間
エル・クラシコ(レアル・マドリード対バルセロナ)
スペイン国内で最も大きなライバル関係にある両チーム。両者が対戦する際は、全世界で大きな注目が集まる。
次の対戦:3月19日23:00
マドリードダービー(レアル・マドリード対アトレティコ・マドリード)
首都マドリードを本拠地とする強豪同士の対戦。名実共にレアル・マドリードのほうが上回っているが、近年はアトレティコ・マドリードも負けておらず、熱い戦いを見ることができる。
次の対戦:2月26日23:00
バルセロナダービー(バルセロナ対エスパニョール)
スペイン第二の都市バルセロナを本拠地とするFCバルセロナとエスパニョール。バルセロナのほうが圧倒的に実力が上であり、ここ10年の公式戦ではほとんどバルセロナが勝利している。
次の対戦:12月31日22:00
セビージャダービー(セビージャ対ベティス)
スペイン南部の大都市セビージャを本拠地とするセビージャとベティス。両チームともに力が拮抗しており、白熱した試合を楽しむことができる。
次の対戦:5月21日22:00
コムニタットダービー(バレンシア対ビジャレアル)
スペイン東南部のバレンシア州を本拠地とするバレンシアとビジャレアル。バレンシアは州都が本拠地だが、ビジャレアルは5万人ほどの村と対照的だ。
次の対戦:1月1日0:15
バレンシアダービー(バレンシア対レバンテ)
バレンシアはレバンテともダービー関係にある。ビジャレアルとは異なり、レバンテは都市も同じ。22/23年はレバンテが2部で戦っているため、ダービーを見ることができない。
次の対戦:未定
バスクダービー(ソシエダ対アスレティック)
スペイン北部バスク地方を本拠地とするレアル・ソシエダとアスレティック・ビルバオ。ソシエダには現在久保建英が所属しているため、日本人ファンも注目してみてはいかがだろうか。
次の対戦:1月15日5:00
ガリシアダービー(セルタ対デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ)
スペイン北西部ガリシア州を本拠地とするセルタとデポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ。デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャはラ・リーガを制したこともある古豪だが、現在は3部リーグでプレーする。
次の対戦:未定
アラゴンダービー(ウエスカ対サラゴサ)
スペインの北東部アラゴン州を本拠地とするウエスカとサラゴサ。現在は両チームとも2部リーグでプレーする。ウエスカにはかつて岡崎慎司が所属していた。
次の対戦:3月20日2:15
カナリアダービー(ラスパルマス対テネリフェ)
カナリア諸島を本拠地とするラスパルマスとテネリフェ。現在は両チームとも2部リーグでプレーする。テネリフェにはかつて柴崎岳が所属していた。
次の対戦:3月20日2:15
東アンダルシアダービー(グラナダ対マラガ)
スペイン南部アンダルシア州を本拠地とするグラナダとマラガ。現在は両チームとも2部リーグでプレーする。マラガにはかつて岡崎慎司が所属していた。
次の対戦:2月27日2:15
アストゥリアスダービー(スポルティング対レアル・オビエド)
スペイン北西部のアストゥリアス州を本拠地とするスポルティング・デ・ヒホンとレアル・オビエド。現在は両チームとも2部リーグでプレーする。日本ではあまり馴染みのないチームだが、最も盛り上がるダービーの一つだという。
次の対戦:5月15日1:15