マドリードダービー

22/23年のチャンピオンズリーグも残すところ準決勝と決勝のみとなった。準決勝の組み合わせはレアル・マドリード対マンチェスター・シティ、そしてACミラン対インテルのミラノダービーである。

21世紀でみれば、チャンピオンズリーグにおけるミラノダービーは、02/03年、04/05年に続く3度目。大盛り上がりを見せること間違いなしだろう。

今回はこのようにチャンピオンズリーグで同都市対決となった事例を紹介していこう。

02/03年準決勝 ミラン対インテル(イタリア、ミラノ)

準決勝で対戦した両者。ミランのホームとして行われた1stレグでは0-0の引き分けに終わったが、インテルホームの2ndレグでは1-1となり、アウェイ扱いのミランがアウェイゴールで決勝へ進出した。ゴールを決めたのは、インテルがマルティンス、ミランがシェフチェンコである。

03/04年準々決勝 チェルシー対アーセナル(イングランド、ロンドン)

準々決勝で実現したビッグロンドンダービー。チェルシーホームの1stレグでは1-1の同点だったが、2ndレグではランパードなどのゴールにより1-2でチェルシーが勝利。2戦合計2-3でチェルシーが準決勝へ駒を進めた。

04/05年準々決勝 ミラン対インテル(イタリア、ミラノ)

2年ぶりにCLでのミラノダービーが実現した。ミランのホームとして行われた1stレグでは、シェフチェンコなどのゴールによりミランが2-0で勝利。インテルのホームでの2ndレグでもシェフチェンコが点を決めて0-1の状態で進んでいたが、試合終盤にピッチに投げられた発煙筒がミランのGKジーダに直撃し、没収試合としてミランの0-3での勝利扱いとなった。

13/14年決勝 レアル対アトレティコ(スペイン、マドリード)

決勝で実現することとなったマドリードダービー。アトレティコがゴディンのゴールで先制し、そのまま試合が終了するかと思われたが、土壇場でセルヒオ・ラモスが同点弾を決めて延長戦に持ち込む。延長戦ではレアル・マドリードのゴールラッシュがあり、優勝を果たした。

14/15年準々決勝 アトレティコ対レアル(スペイン、マドリード)

2年連続でのマドリードダービー。ビセンテ・カルデロンでは0-0に終わり、2ndレグが勝負の一戦となった。ベルナベウでも0-0の均衡状態が続いたが、試合終了直前にチチャリートのゴールでレアル・マドリードが先制。そのまま準決勝へ進出した。

15/16年決勝 レアル対アトレティコ(スペイン、マドリード)

3年連続のマドリードダービー、そして2年ぶりの決勝でのマドリードダービーとなった。この試合は前半にレアル・マドリードが先制するも、後半にアトレティコが追いつく。延長戦でも決まらず、PK戦までもつれ込んだ。アトレティコは4人目のフアンフランが失敗する一方で、レアル・マドリードは全員成功。再びレアル・マドリードが優勝を果たした。

16/17年準決勝 レアル対アトレティコ(スペイン、マドリード)

4年連続でのマドリードダービーが実現。ベルナベウでの1stレグでは、クリスティアーノ・ロナウドのハットトリックにより、レアル・マドリードが3-0で先勝に成功する。2ndレグではアトレティコが反撃をみせるもあと一歩及ばず。レアル・マドリードが4年連続で勝利を収めた。

(By ALLSTARS CLUB編集部)