日本でもサッカーや野球などのスポーツ配信を行なっているDAZNは、英国Eleven Groupから『Eleven Sports(イレブン・スポーツ)』と『Team Whistle』を買収したことを発表した。両者がもたらす追加収入は3億ドルと見られている。
イレブン・スポーツの買収により、スペイン、イタリア、ドイツ、オーストリア、スイスにおいて、年間4万試合のサッカー中継を追加し、女子サッカー市場で最大のコンテンツを提供することが可能になる。
一方の『Team Whistle』はSNSコンテンツを制作するチーム。米国のスポーツメディアのトップ10に入り、そのチャンネルのフォロワー数は7億人以上。ソーシャルメディア上で毎月約50億ビューを生み出す配信ネットワークがさらに拡大しているそうだ。
DAZNは、このデジタル配信部門を活用し、試合放送中に加入者を増やす最大の要因の1つであるSNS上の活動を利用したいと考えている。
DAZNのチェアマンであるケビン・メイヤー氏は、「短編コンテンツの収益化で実績のある、成長中のビジネスです。豊富なコンテンツから最大の価値を生み出そうとするDAZNにとって、この事業は非常に貴重なものになるでしょう」と、その価値を語っている。