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世界的なスポーツストリーミングサービス・メディア企業であるDAZNグループは、ベッティングテクノロジー企業のPragmatic Solutionsと「複数年」の契約を締結したことを発表し、スポーツベッティング分野への初進出の詳細を明らかにした。

この契約により、ジブラルタルに本社を置く新会社が設立され、今年後半に「DAZN BET」ブランドでスポーツベッティングサービスを開始・運営することになる。

DAZNは、このサービスを元にカジュアルなベッターのための楽しくて便利で統合された体験を今後発展させていく。これは、ベッティング、スポーツのライブビューイング、ソーシャライジングを組み合わせた「没入型スポーツエコシステム」を構築するという同グループの狙いの一環である。

DAZNベッティングサービスは、今後数年間で、OTTライブスポーツ視聴とベッティングを組み合わせた世界初のサービスの開発を含むそうだ。

ロンドンに本拠を置くDAZNは、収益構成の多様化を図る中で、スポーツベッティング分野への進出の野心を以前から示していた。前最高経営責任者のジェームズ・ラシュトンは昨年、BBCに対し、現在のプラットフォームは「賭け事、ベッティング、ファンタジー、商業」の4つの要素を導入するために拡大すると語っていた。

また今年度初めには、同社はCovid-19の大流行で被った大損失を受け、大規模な「資本再構成」を実施した。このリファイナンスでは、億万長者のレン・ブラバトニックが率いるオーナーのアクセス・インダストリーズが42億ドル(39億ユーロ)相当の新株を引き受け、融資(その多くは2020年に借り入れたもの)を恒久資本に切り替えた。

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