ラ・リーガ

CVCとラ・リーガの合意(いわゆるラ・リーガ・インプルソ、別名プラン・インプルソ)は、19億9400万ユーロの注入をもたらしたが、スペイン産業・通商・観光省の情報によると、この影響でスペイン国外からの投資額が、2022年1月〜3月の間だけ20億1100ユーロに達したという。

この数字は、各クラブやジムチェーンなどの同業他社が2021年通年に集めた金額の7倍以上であり、過去8年間の合計金額にほぼ匹敵するもの。しかし、1年間にこれほど多くの投資が1つの事業に集中し、全体の96%を占めたことは、過去に例がない。

CVCは2023年夏まで分割して資金を支出するが、実はすでに資金の大半をスペインに送金している。これは、マドリード州の「その他のスポーツ活動」という項目の下で活動する企業が19億3210万ユーロを調達しているという事実にも反映されており、ラ・リーガの説明と合致している。資金の出所は英国だが、このオペレーション用のCVCの所在地であるルクセンブルグから送金されている。

この事業とは別に、スポーツ産業は各クラブに7350万ユーロ、スポーツ小売店に3150万ユーロ、スポーツジムに437万ユーロ、さらにスポーツ・レクリエーション教育に300万ユーロの投資が記録されている。

CVC以外の主な出資元は米国からの839万ユーロ。フランスの637万ユーロ、カタールの41万ユーロ、香港の33万3000ユーロ、スイスの20万ユーロ、スイスの16万ユーロが順に続く。重要なのは米国資本の流入の減少で、2021年には2億3150万ユーロで投資総額の83.2%を占めていたが、これはアトレティコ・マドリードへのアレス・ファンドの参入によるものだった。

レアル・マドリードがスタジアム事業の30%をレジェンドとシックス・ストリートに3億6000万で売却し、FCバルセロナが6億以上の資産売却を準備。また、ここ数週間ではレアル・サラゴサ、スポルティング・ヒホン、レガネスの売却が決定しており、最初の3ヶ月間の数字はすでに記録開始以来(1993年)過去最高となっている。

また、この2022年は、スペインへの国外からの投資総額のうち、スポーツ分野がほぼ3分の1と非常に大きなウェイトを占める初の年となる可能性がある。スペインが今年1〜3月に受け取った外国資金は67億7600万ユーロで、スポーツ分野が全体の28.6%を占めたことになる。2021年全体では、スポーツ分野は0.9%に過ぎなかったため、この数字は歴史的な増加と言えるだろう。