スペイン市場・大会委員会(CNMC)は、スペインで行われるコパ・デル・レイ(国王杯)の次期放映権入札について作成した分析の結論を公表し、「国王杯を主催するスペインサッカー連盟(RFEF)が提案した条件のいくつかが法律に違反しているのではないか」と指摘した。
CNMCが修正を要求している点の一つは契約の最長期間。「4シーズン〜5シーズン提供できる」という選択肢の排除を求めているのだ。CNMCは、「RFEFは国王杯という大会のルールに適した契約期間を設定するべきだ」と述べている。
さらに、「異なるロットやオプションの中で、可能な限り多くの入札者が参加できるようにするべきではないだろうか」と付け加えた。
21-22年シーズンの国王杯
先日21-22年シーズン国王杯の決勝に進出する2チームが決定した。決勝を戦うのは、準決勝で前回大会準優勝アスレティック・ビルバオを破ったバレンシアと、2005年以来3回目の優勝を目指すベティス。
リーグ戦の順位で言えば3位のベティスの方が9位のバレンシアより優位に見えるが、一発勝負のカップ戦決勝では何が起こるか分からない。
実際バレンシアは、準決勝でアスレティック・ビルバオを破っているが、そのアスレティックはラウンド16と準々決勝でそれぞれバルセロナとレアル・マドリードを破っている。
過去の優勝回数をみてみると、バレンシアは8回の優勝(直近は2019年)と9回の準優勝(直近は1995年)であり、クラブの実績的にはバレンシアの方が上回っている。
ただ、大事なのは現在のチーム戦力とコンディション。リーグ戦の順位通りベティスが勝つのか、それとも2つの名門を倒してきた強豪アスレティック・ビルバオに勝利したバレンシアが勝つのか、4月24日まで注目してみよう。
国王杯優勝回数
バルセロナ・・・31回
Aビルバオ・・・23回
Rマドリード・・・19回
Aマドリード・・・10回
バレンシア・・・8回
サラゴサ・・・6回
セビージャ・・・5回
エスパニョール・・・4回
Rウニオン・・・4回
ソシエダ・・・3回
ベティス・・・2回
デポルティーボ・・・2回
マジョルカ・・・1回
ビスカヤ・・・1回