先日スペインでコパ・デル・レイ(国王杯)の第1ラウンドが行われた。今シーズンからフォーマットが新しくなったコパ・デル・レイは計116チームで構成されている。プリメラ・ディビシオン(1部)からスペインの地方サッカー協会が運営する5部相当の上位チームが参加する形式になっている。

スーペルコパ・デ・エスパーニャに参加する4チーム(第3ラウンドから参戦)を除く計112チームが第1ラウンドに挑み、2022年4月23日セビージャのラ・カルトゥーハ競技場で予定される決勝戦までトーナメント形式で行われる。準決勝以外は1発勝負の試合でカテゴリーの低いクラブのホームグラウンドで開催される(同カテゴリーの場合は抽選時に先にクラブ名が出た方)。

様々なドラマを生み出したこの大会。有名なのは09-10シーズンの「アルコルコナッソ」だろう。当時セグンダB(3部相当)所属であったADアルコルコンが名門クラブ、レアル・マドリード相手に4-0でファーストレグ(当時はベスト16でもホームアンドアウエー形式)で圧勝した。逆転を期待されていたにも関わらず、ベルナベウで行われたセカンドレグでは、レアル・マドリードは1点しか取れずに1-0で終わった。

118年の長い歴史があるコパ・デル・レイ。優勝経験が多いクラブのトップ5を紹介していこう。

5.バレンシアCF
優勝:8
準優勝:9

4.アトレティコ・マドリード
優勝:10
準優勝:9

3.レアル・マドリード
優勝:19
準優勝:20

2.アスレティック・ビルバオ
優勝:23
準優勝:16

1.FCバルセロナ
優勝:31
準優勝:11