2021年FIFAクラブワールドカップは、今回で18回目の開催となる大会。2005年から開催国王者と6つの大陸王者が集結し、計7チームが参加する現行のフォーマットでスタート。今年は、チェルシーがパルメイラスとの延長戦にまでもつれた激戦を制し、初の優勝を果たした。
FIFAクラブワールドカップでは、創設以来、スペインの2強が圧倒的な強さを誇ってきた。
今回は2005年以降のFIFAクラブワールドカップで優勝したチームの中で最も優勝回数の多い3クラブを紹介する。
3位 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 2回
2013年と2020年のFIFAクラブワールドカップに出場したバイエルン・ミュンヘンはいずれも国内リーグ戦・カップ戦、CLの3冠を達成して出場。圧倒的な強さを見せ、クラブ世界一に輝いている。
2位 FCバルセロナ(スペイン) 3回
FCバルセロナは2009年、2011年、2015年のFIFAクラブワールドカップで優勝。2009年に制した際はリーグ戦、国王杯、CL、欧州スーパーカップ、FIFAクラブワールドカップを制し、史上初の6冠を達成したクラブとなった。
2006年にも欧州王者としてFIFAクラブワールドカップに出場したが、ブラジルのインテルナシオナルに敗れている。
1位 レアル・マドリード(スペイン) 4回
レアル・マドリードは過去に4度のFIFAクラブワールドカップチャンピオンに輝いている。最初の優勝は2014年。モロッコで開催されたこの大会では決勝でアルゼンチンのサン・ロレンソに勝利しての優勝だった。
その後クラブは2015-16シーズンからCLを3連覇し、3年連続でFIFAクラブワールドカップに出場した。2016年大会には決勝戦で延長戦の末、開催国王者・鹿島アントラーズを破り優勝。2017年大会はブラジルのグレミオ、2018年大会は開催国王者のアル・アインを決勝で倒し、3年連続でクラブ世界一に輝いた。
番外編 コリンチャンス(ブラジル) 1回
ブラジルの強豪であるコリンチャンスは過去に1度FIFAクラブワールドカップ優勝に輝いている。南米のクラブがFIFAクラブワールドカップに出場するには、南米一のクラブを決めるコパ・リベルタドーレスを制する必要がある。ボカ・ジュニアーズやリーベル・プレート、最多優勝を誇るインデペンディエンテなどのアルゼンチン勢や、ブラジルのサンパウロ、パルメイラス、フラメンゴなど数多くの強豪が出場するためFIFAクラブワールドカップ出場のハードルはかなり高い。
コリンチャンスは日本で行われた2012年大会でチェルシーを倒して優勝。現在のブラジル代表監督チッチが率いるコリンチャンスは後半24分のゲレーロのゴールを守り切り1−0で勝利し、クラブ世界一に輝いた。