日本時間2月13日深夜、全世界のクラブの頂点をかけたクラブW杯決勝が行われる。クラブW杯は、例年通りであれば、対象となる年が終わるまでに行われていたはずだが、今回は2022年に開催されることになった。
決勝の組み合わせだが、やはり全世界の「2強」が勝ち上がった。ヨーロッパ王者のチェルシーと南米王者のパルメイラスだ。
パルメイラスはアフリカ王者のアル・アハリに2-0で勝利し、チェルシーはアジア王者のアル・ヒラルに1-0で勝利している。
2005年以降のクラブW杯
クラブW杯は2004年まで「インターコンチネンタルカップ」という名称で、1980年から2004年まで東京や横浜で開催されていた。
それから2005年以降、現行の「クラブW杯」となったわけだが、決勝には必ずヨーロッパ王者もしくは南米王者が進出している。やはりサッカーのレベルでは、この両地域が突出しているのが一目瞭然だ。
また、各大陸王者の優勝回数を見てみると、欧州王者が14回、南米王者が3回となっており、これら以外の大陸王者が優勝した経験は未だない。
さらに、この17年間で決勝カードか欧州王者vs南米王者ではなかったのは、5回のみ。2010年のマゼンベ(コンゴ、準優勝)、2013年のラジャ・カサブランカ(モロッコ、準優勝)、2016年の鹿島アントラーズ(日本、準優勝)、2018年のアル・アイン(UAE、準優勝)、2020年のティグレス(メキシコ、準優勝)だ。
2021年度もいつも通りと言おうか、欧州王者と南米王者が優勝をかけて争うことになる。全世界のクラブ王者に輝くのはどちらのチームだろう。
2005年〜2020年決勝カード
※左側のチームが優勝
2005年 サンパウロvsリバプール
2006年 インテルナシオナルvsバルサ
2007年 ミランvsボカ
2008年 マンUvsキト
2009年 バルサvsエストゥディアンテス
2010年 インテルvsマゼンベ
2011年 バルサvsサントス
2012年 コリンチャンスvsチェルシー
2013年 バイエルンvsカサブランカ
2014年 レアルvsサンロレンソ
2015年 バルサvsリーベル
2016年 レアルvs鹿島
2017年 レアルvsグレミオ
2018年 レアルvsアルアイン
2019年 リバプールvsフラメンゴ
2020年 バイエルンvsティグレス
2021年度の出場クラブ
アル・ジャジーラ(UAE、開催国王者)
ピレー(タヒチ、オセアニア王者)
アル・ヒラル(サウジアラビア、アジア王者)
モンテレイ(メキシコ、北中米カリブ海王者)
アル・アハリ(エジプト、アフリカ王者)
パルメイラス(ブラジル、南米王者)
チェルシー(イングランド、欧州王者)