日本時間4月14日早朝、21-22年UEFAチャンピオンズリーグの準決勝進出クラブが全て決定した。ビジャレアルが16年ぶり、レアル・マドリードが4年ぶり、リバプールが3年ぶり、マンチェスター・シティが2年連続の進出。見ての通り、ラ・リーガ勢とプレミア勢が独占した。
今年の準々決勝では、スコアが極端に分かれた。ビジャレアル対バイエルン(2-1)とマンチェスターC対アトレティコ(1-0)は得点シーンがほとんどなく、逆にリバプール対ベンフィカ(6-4)とレアル対チェルシー(5-4)は得点ラッシュとなった。
やはり得点が多い方が、人によってはワクワクするだろう。今回は、後者に注目し、準々決勝における両チーム2戦合計最多得点の記録を見ていこう。
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2位タイ バイエルン対ポルト(7-4)
両チーム2戦合計最多得点の2位の記録は11点。1試合目は14-15年シーズンのバイエルン・ミュンヘン対ポルトの7-4だ。ポルトの本拠地で行われたファーストレグでは、ポルトが3-1で先勝。
その流れでアウェイでのセカンドレグも乗り切りたかったポルトだったが、まさかの1-6でバイエルンに屈することとなった。バイエルンは、前半だけで5得点を奪っており、ポルトは一気に心を折られただろう。
2位タイ マンチェスターU対ローマ(8-3)
両チーム合わせて11点が決まった準々決勝の2試合目は、06-07年シーズンのマンチェスター・ユナイテッド対ローマの8-3。ローマの本拠地で行われたファーストレグでは、スコールズが前半で退場したこともあり、ローマが2-1で勝利を収めた。
しかしローマにとって、セカンドレグの試合は悪夢だった。前半20分までに3点を奪われ、2戦合計で逆転を許すと、前半終了間際にもロナウドが1点を追加。後半に入ってもマンチェスター・ユナイテッドは手を緩めず、最終的に7-1というスコアになった。ローマはデ・ロッシの1点のみしか奪えず、準々決勝で姿を消した。
2位タイ チェルシー対バイエルン(6-5)
11点が決まった3試合目は、04-05年のチェルシー対バイエルン・ミュンヘンの6-5。ファーストレグはスタンフォード・ブリッジで行われたのだが、ランパードの2得点などもありチェルシーが4-2で先勝に成功した。
厳しい展開から逆転を狙ったバイエルン・ミュンヘンだが、ホームでのセカンドレグでもランパードに先制点を決められる。それでも得点を積み重ね、最終的には3-2まで追い込んだが、もう一点が遠く、敗退することが決定した。
2位タイ レアル対マンチェスターU(6-5)
11点が決まった4試合目は、02-03年のレアル・マドリード対マンチェスター・ユナイテッドの6-5。ベルナベウでのファーストレグは、ラウールの2得点などでレアル・マドリードが3-1で勝利した。
レアルが有利な状況でセカンドレグに入ったが、歴史に残る一戦となった。レアルが先制したものの前半終了間際にマンチェスターUが同点に追いつく。後半に入って再びレアルがリードしたが、直後にオウンゴールで同点に。
それでも7分後にレアルが三度リードし、アウェイゴールもあって圧倒的有利になった。しかしマンチェスターUも黙っていない。71分と85分にベッカムが得点を上げ、あわや逆転かというところまで追い詰めたものの、そのまま試合終了。セカンドレグはマンチェスターUが4-3で勝利したが、レアルが2戦合計のスコアで準決勝へコマを進めた。
この試合ではロナウド・ナザリオがハットトリックを達成している。
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