日本時間8月25日25:00〜、チャンピオンズリーグの組み合わせ抽選会が行われた。毎年、比較的楽な組ができる一方で「死の組」と呼ばれる強豪クラブが集う組が発生するなど、見どころがたっぷりだ。
今シーズン、「死の組」になったのは、ポット3としてインテルが入ったグループC(バイエルン、バルセロナ、インテル、プルゼニ)。グループで上位2チームしか決勝トーナメントへ進出できないため、熱い戦いが繰り広げられること間違いなしだ。
今回は、組み合わせ抽選会に伴い、ここ5年間の各シーズンでグループステージの首位と最下位の勝ち点差が最も少なかったグループをみていこう。
17-18年(優勝:レアル・マドリード)
グループC(9点差)
- ローマ(11)
- チェルシー(11)
- アトレティコ・マドリード(7)
- カラバフFK(2)
グループE(9点差)
- リバプール(12)
- セビージャ(9)
- スパルタク・モスクワ(6)
- NKマリボル(3)
このシーズン準優勝することになるリバプールは、意外にもグループステージを軽々と突破しているという訳ではなかった。初戦からセビージャと引き分けると、2戦目にはスパルタク・モスクワ相手に勝ち切れず。また、5戦目のセビージャ戦も試合終了間際に追いつかれるなど、ギリギリの戦いを見せていた。
18-19年(優勝:リバプール)
グループG(5点差)
- レアル・マドリード(12)
- ローマ(9)
- FCヴィクトリア・プルゼニ(7)
- CSKAモスクワ(7)
この年の「死の組」は、グループB(バルセロナ、トッテナム、インテル、PSV)とグループC(PSG、リバプール、ナポリ、レッドスター・ベオグラード)だったが、最も勝ち点差が少なかったのはグループGだった。原因は、レアル・マドリードがCSKAモスクワ相手との2戦を両方落としたことだろう。
19-20年(優勝:バイエルン・ミュンヘン)
グループG(4点差)
- ライプツィヒ(11)
- リヨン(8)
- ベンフィカ(7)
- ゼニト(7)
チームだけ見れば、この年の「死の組」はグループF(バルセロナ、ドルトムント、インテル、SKスラヴィア・プラハ)かグループH(バレンシア、チェルシー、アヤックス、リール)。しかし、最も勝ち点差の少なかったのはグループGだった。飛び抜けて強いクラブがおらず、全体的に近い戦力だったことが要因だろう。
20-21年(優勝:チェルシー)
グループB(4点差)
- レアル・マドリード(10)
- ボルシアMG(8)
- シャフタール・ドネツク(8)
- インテル(6)
まさかの結果だろう。メンバーだけを見れば、レアル・マドリードとインテルのトップ2が勝ち抜けしそうだったが、インテルはまさかの最下位で敗退。また、レアル・マドリードもシャフタールに2敗するなど、波乱のグループステージだった。最終節のインテル対シャフタールでどちらかが勝利していれば、ボルシアMGは敗退していた。
21-22年(優勝:レアル・マドリード)
グループF(6点差)
- マンチェスターU(11)
- ビジャレアル(10)
- アタランタ(6)
- ヤングボーイズ(5)
グループG(6点差)
- リール(11)
- ザルツブルク(10)
- セビージャ(6)
- ヴォルフスブルク(5)
この年の「死の組」は、グループB(リバプール、アトレティコ・マドリード、FCポルト、ACミラン)。しかし、全勝したリバプールの独走と下位3チームによる残り1枠の争いという構図になった。
一方で勝ち点差が最も少なかったのは、グループFとグループG。決勝トーナメント進出2クラブと3位・4位の間には差があったが、勝ち切れないチームが多かった。