マンチェスター・シティをはじめ、複数のクラブを所有する持ち株会社シティ・フットボール・グループは、イタリアを視野に入れている。
Gazzetta dello Sportは、過去にはセリエAでプレイしていたが現在はセリエCのパレルモに対してデューデリジェンス(企業価値の査定や法律に関わる資産について調査する作業のこと。詳しくはこちら)が行われている。
現パレルモ会長のミリ氏は、クラブの株式の80%をシティ・フットボール・グループの代表者に売却する準備が整っている。この売却には総額約600万ユーロと評価され、過半数の株式取得承認に向けて「契約前デューディリジェンス」が進行中である。
パレルモは、19-20シーズンに金銭不払いでプロリーグから除外された。後に「パレルモFC」に改称し、セリエDから再出発したクラブは2018/19以来のセリエB復帰を目指し、セリエCプレーオフに挑んでいる。
パレルモは、シティ、ジローナ(スペイン)、トロワ(フランス)、ロンメル(ベルギー)に次いで、ヨーロッパでは5番目のクラブとなる。
シティ・フットボール・グループとは
シティ・フットボール・グループは世界の11クラブで構成されているが、目的は、マンチェスター・シティを核として、世界的なサッカー事業グループを構成すること。
11クラブの間では、グループであることを生かして、選手を移籍させたり、育成サッカーを合同で強化させることができる。所属クラブは以下の通り。
・マンチェスターC(イングランド)
・ニューヨークC(アメリカ)
・メルボルンC(オーストラリア)
・モンテビデオCトルケ(ウルグアイ)
・ロンメルSK(ベルギー)
・トロワAC(フランス)
・横浜Fマリノス(日本)
・ジローナ(スペイン)
・ムンバイC(インド)
・四川九牛足球倶楽部(中国)
・クルブ・ボリバル(ボリビア)
関連記事