マンチェスター・シティやニューヨーク・シティなどを傘下に持つ持ち株会社「シティ・フットボール・グループ」は、オランダ2部のNACブレダの買収でオーナーと合意に達したと発表した。
NACブレダは現在オランダ2部に所属しているが、歴史の8割をオランダ1部(エールディビジ)で過ごしている強豪。クラブには他のオファーもあったというが、シティ・フットボール・グループの条件が勝っていた。
この動きは、パンデミック後のベネルクス(ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ)におけるサッカー界が復活しつつある時期に行われた。同地域のいくつかのクラブは、この2年間で外国資本を受け入れている。
シティ・フットボール・グループは、ロンメルSK(ベルギー)とNACブレダを持っているが、アメリカのファンド777パートナーズ(セビージャFCの少数株主、イタリアのジェノアのオーナー)もベルギーに進出しており、先日スタンダール・リエージュを買収した。
シティ・フットボール・グループとは
シティ・フットボール・グループは世界の11クラブで構成されているが、目的は、マンチェスター・シティを核として、世界的なサッカー事業グループを構成すること。11クラブの間では、グループであることを生かして、選手を移籍させたり、育成サッカーを合同で強化させることができる。所属クラブは以下の通り。
・マンチェスターC(イングランド)
・ニューヨークC(アメリカ)
・メルボルンC(オーストラリア)
・モンテビデオCトルケ(ウルグアイ)
・ロンメルSK(ベルギー)
・トロワAC(フランス)
・横浜Fマリノス(日本)
・ジローナ(スペイン)
・ムンバイC(インド)
・四川九牛足球倶楽部(中国)
・クルブ・ボリバル(ボリビア)
・NACブレダ(オランダ)