ディエゴ・パブロ・シメオネがアトレティコ・マドリードに就任してから10年が経った。アトレティコ・マドリードにとってシメオネは必要不可欠な存在になり、シメオネにとってアトレティコ・マドリードが必要不可欠な存在となった。スペインリーグをFCバルセロナとレアル・マドリードの2強から、アトレティコ・マドリードを含めた3強にした男と言っても過言ではない。
“We go game by game.”
— LaLiga English (@LaLigaEN) December 23, 2021
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それではここまでアトレティコを強くしたシメオネ監督が就任してからの10年間を振り返りたいと思う。
アトレティコ・マドリードでの監督としてのキャリア
2012年ヨーロッパリーグ優勝
2011年12月にアトレティコ・マドリードと契約を結んだシメオネは、同シーズンでEL決勝までチームを導いた。対戦相手となったのは同じリーグのビエルサ監督が率いるAビルバオ。ファルカオの大活躍で3-0で圧勝し、優勝を飾った。
2013年コパ・デル・レイ優勝
2013年には17年ぶりのコパ・デル・レイ優勝を決めた。それも永遠のライバル、レアル・マドリード相手であり、サンティアゴ・ベルナベウでの快挙であった。結果は延長戦で2-1とディエゴ・コスタとジョアン・ミランダのゴールで勝利した。
13-14シーズンのラ・リーガ優勝
2014年の5月17日にカンプノウで開催されたラ・リーガ最終節のバルセロナ戦では引き分け以上の条件で優勝が決まる試合となった。ディエゴ・ゴディンのヘッダーで収めた引き分けは18年ぶりの優勝に繋がった。
Ten years ago today, Diego Simeone was appointed Atletico Madrid manager.
— GOAL (@goal) December 23, 2021
They were 10th in La Liga and hadn’t won the title for 15 years.
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🏆 Copa del Rey
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What a manager 👑 pic.twitter.com/47cnE62sxp
リスボンとミラノのCL決勝戦
コパ・デル・レイとラ・リーガを再び制覇したアトレティコの唯一の課題は念願のチャンピオンズリーグとなった。そして3年間で2度も決勝進出を成し遂げるが、両方とも永遠のライバル、レアル・マドリードに敗れることとなった。2014年のリスボンで開催された決勝戦では1-0とリードを獲得するものの、後半ロスタイムで同点弾を許し、延長戦で負けとなった。2016年のミラノでの決勝もレアル・マドリードと対戦し、今回はPK戦で敗れた。
2018年ヨーロッパリーグ優勝
2017-2018年シーズンには新スタジアムのワンダ・メトロポリターノに移った。同シーズンの2018年のヨーロッパリーグ決勝戦ではオリンピック・マルセイユと対戦し、グリーズマンの2得点の大活躍で、優勝に輝いた。
20-21シーズンのラ・リーガ優勝
20-21シーズンのリーグ前半戦では50ポイントも獲得する圧倒的な強さを見せる他、スター選手であるルイス・スアレスが加入し、リーグ戦で21ゴールも記録したことから、再びリーグ優勝を果たすことに成功した。