アメリカのメディア企業「バイアコムCBS」は、チリの無料テレビ放送チャンネル「Chilevisión」、OTT(オーバー・ザー・トップ)プラットフォームの「Paramount+」と「Pluto TV」で試合を放送する権利を獲得した。同社は昨年、AT&TのWarnerMediaからChilevisiónの買収を完了させていた。
また、バイアコムCBSはバイアコム・インターナショナル・スタジオを通じて「ラ・ロハ」の愛称で親しまれるチリ代表チームに関するドキュメンタリーなどのコンテンツも制作するという。
Chilevisiónは現在、今年のカタール・ワールドカップの予選を含む、「ラ・ロハ」のホームマッチの放映権を保有している。
この契約は、チリサッカー連盟(ANFP)が、Mediapro社と1190 Sportsが形成するコンソーシアム(共同事業体)に、チリ代表チームの試合のメディア権を管理すると伝えた直後に発表されたもの。
このグローバル契約は、2023年と2026年の2年間で、チリの男子、女子、ユースの各チームを対象としている。また、放送権だけでなく、肖像権、広告権なども含まれる。
また、米国、メキシコ、カナダで開催される2026年FIFAワールドカップの予選の試合も含まれているという。
南米予選チリ代表の現状
アレクシス・サンチェス(インテル)やプルガル(フィオレンティーナ)、メデル(ボローニャ)、パウロディアス(リーベルプレート)などを擁するチリ代表は、現在南米予選で苦戦を強いられている。
本日行われた試合では、ボリビア相手に3-2で勝利したものの、残り2試合というところで6位に位置している。
今回の予選では、本来の実力を発揮できておらず、本戦出場が危うい状態だ。
南米予選では4位までが自動的にワールドカップに出場できるが、5位は大陸間プレーオフにまわることになる。相手はアジアAグループ3位対Bグループ3位となり、南米の方が優位には見えるが、チリとしては自動進出を決めたいところ。
現在、ブラジルとアルゼンチンが出場を決めており、エクアドル、ウルグアイ、ペルー、チリ、コロンビアが出場枠をかけて争っている。