今日ではチェルシーのアカデミー出身で各ヨーロッパの5大リーグで活躍している選手が多い。同クラブではマウントやリース・ジェームス、ハドソン=オドイ、ロスタフ=チーク、チャロバー、ブロヤとトップチームでそのまま起用されている選手も多い。
一方でエイブラハムやトモリのようにチェルシーで出場機会を得られなかったものの、セリエAのクラブで中心として活躍している選手もいる。
またポストメッシ&ロナウドの群雄割拠の時代を牽引していこうとする存在でもあるムシアラもチェルシーのアカデミー出身なのだ。
アカデミーもさることながらチェルシーの移籍市場での動きはさすがというべきだろう。
以下では、チェルシーが獲得した、あるいは獲得に動いている20歳未満の原石たちを紹介していく。
カーニー・チュクウェメカ(19)- CMF
22-23の夏の移籍市場にてアストン・ヴィラからやってきたチュクウェメカ。大柄なボックストゥボックスの選手だ。12月末ごろに怪我で長期離脱を強いられたが、数年後フィジカルが完成する頃には、最高峰のMFになっている可能性も十分にあり得る。
オマリ・ハッチンソン(19)- OMF
今年の7月から同じ都市にあるアーセナルからチェルシーに渡った。小柄なドリブラーという特徴をもつ。ブルーズはアザールのような活躍を今後期待しているだろう。
ガブリエル・スロニーナ(18)- GK
近年アメリカではサッカーの人気が上昇している。それはプレミアリーグのアメリカ人参入の影響も大きいだろう。スロニーナもその一人。キーパーにとって重要な安定したメンタルが評価されており、トップチームのゴールマウスを守る日も近いかもしれない。また4年後の北米ワールドカップで主催国の守護神として活躍している姿も見られるかもしれない。
チェーザレ・カサディ(19)- CMF
インテルのプリマヴェーラ出身のイタリア期待のCMFだ。本来ならインテルでバレッラ、あるいはブロゾビッチの後釜として有望とされてきたが、インテルは財政難からカサディで資金を捻出する必要があった。移籍金は1500万ユーロとプレミアリーグ以外のスケールで見ると破格な額だ。
アンドレイ・サントス(18)- CMF
ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマに所属するアンドレイ・サントス。ロマーノ氏のツイートで直に”here we go!”が出されるだろう。チュクウェメカと同じポジションだがよりオフェンスに重きを置いたタイプの選手だ。またストイックな性格の持ち主でも知られる。
もちろんスカウトするにあたって性格は特に重要すべき項目だろう。若い選手ともなればなおさらだ。
その他
以上の5選手以外にもドルトムントのムココ、コートジボワールのフォファナ、ディナモ・モスクワのザハリャンと積極的な投資を行っているチェルシーの今後の動向に是非注目だ。