チェルシー

チェルシーのオーナー・トッド・ベーリーは、チェルシーを中心としたサッカー持ち株会社を設立する計画を進めている。その第一歩として、トッド・ベーリー率いるBlueCoという共同事業体が、フランスリーグ・アンのRCストラスブールを買収したことが発表された。なお、具体的な買収金額については公表されていない。

経済的に安定しているRCストラスブールは、直近のシーズンでフランスのトップリーグに残留を果たし、2022-2023シーズンの数字はまだ明らかにされていないが、クラブは過去6シーズンのうち損失を計上したのは1シーズンのみで、2021-2022シーズンには累積収益が863万ユーロ、売上高が4530万ユーロだった。

今回の買収で、共同事業体はクラブの成長を促進するための投資を加速させることが約束された。具体的には、トップチームやアカデミーの育成に力を入れることになっている。なお、マルク・ケラー氏をはじめとする現在の経営陣は継続し、これまで通りクラブを指導していく予定。合意内容はフランスの経営管理監査局(Dncg)に提出され、数週間以内に審査が行われるという。

「経済的な緊急事態があったわけではありませんが、私たちは当クラブの限界に達したことを認識しています。RCストラスブールをさらなる飛躍に導くためには、私たちの発展と野心を支える堅固な組織とともに進む必要があると感じたのです」とケラー氏は述べている。

(By ALLSTARS CLUB編集部)