Uefaがチャンピオンズリーグ事業の代理契約の入札に動いたことで、1991年から欧州のクラブサッカー大会を放映してきた「Team」と、新規参入の「Relevent Sports Group」が落札した。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、アメリカのRelevent社が今回の契約に強気で入札してきたという。この契約は2024年から2027年までで、より多くのチームが参加する新しいフォーマットのチャンピオンズリーグが始まる年からの契約となっている。
放映権に関しては、TeamとReleventはチャンピオンズリーグの他、ヨーロッパリーグ、新しく始まったカンファレンスリーグ、ヨーロッパスーパーカップ、ユース大会であるユースリーグの4つのUEFAクラブ大会を担当することになる。
米国内の契約において、Releventはどうやって他の会社よりリードできたのか?
同社はアメリカ内で売り上げを約66%増加させることをUEFAと約束し、毎年最低でも2億5000万ドル(約287億9700万円)の放映権を保証できることを主張した。すなわち契約内では、最低でも7億5,000万ドル(約863億9300万円)を確保するということだ。
このRelevent社のオーナー兼NBAのマイアミ・ドルフィンズのオーナー、スティーブン・M・ロス氏はサッカー業界を熟知している。彼は夏のサッカー大会の最高峰であるインターナショナル・チャンピオンズ・カップを創設し、コロナウィルスが流行する前まではヨーロッパのトップクラブをアメリカに招いていた。更には北米ラ・リーガのパートナーとしても活躍している。