チャンピオンズリーグのグループステージも佳境に差し掛かろうとしている。今シーズン随一の死の組であるグループCではバイエルンが現在1位でリード。そしてマッチデー3、ジュゼッペメアッツァにてバルセロナ相手に劇的弾で勝利を収めたインテルが2位。ベスト4がノルマと語るチャビ監督率いるバルセロナは3位と苦しい状況に立たされている。
そしてマッチデー4ではホームとアウェイが入れ替わりバルセロナはカンプ・ノウでインテルを迎える。勝利が絶対条件の中、繰り返してはいけない問題に直面している。
カンプノウに3万人ほどのフランクフルトサポーター
昨季、カンプノウで行われたELでのフランクフルト戦で、シーズンチケットホルダーによるフランクフルトサポーターへの売却(一種の転売)が相次いだことでホームゲームだったのにも関わらず、カンプノウがフランクフルトサポーターで溢れかえっていた。
この件に関して、「バルサの会長ラポルタは恥ずべきことで、二度と起こってはならない」と声明をあげている。
転売続出 カンプノウをネッラズーリに染めないために
今季、大型補強により新生バルセロナとして特に注目されており、更にCLマッチデー4で重要な局面を迎えているが、そんなバルサはカンプノウのシーズンチケットホルダーがインテルサポーターにチケットを転売しようとする動きがかなり見られている。
twitterではチケットが60ユーロから高いもので600ユーロ(約8万4000円)ほどで売却されている動画も投稿されているという。
このことに関してはバルセロナの上層部は対策を打とうとしており、シーズンチケットホルダーへの処分を下す可能性が十二分にあり得る。
またバルセロナはスタジアムのアクセス方法を公開しており、そこでクラブ側はカンプノウが黒と青に染まらないためにもアウェイスタンド以外でのインテルのユニフォームやグッズの着用を禁じている。これに対してインテルサポーターの間で物議を醸している。
いずれにせよ、対策を打たなければ、フランクフルトのケースよりも事態は深刻になる可能性はある。CLというELよりも数段価値のあるコンペティション且つフランクフルトよりも更に近いミラノ(ミラノからバルセロナまで電車で14時間)のクラブを相手にするからだ。
またインテルもこのタイミングで黒星を喫してしまうとグループステージ突破が危うくなるためサポーターも敵地に乗り込みたいだろう。
キックオフは日本時間の13日早朝4時からだが、是非ピッチ内だけでなくスタンドの様子も含めて観戦してみるのもいいかもしれない。