EFLチャンピオンシップ

日本時間5月29日パリで行われた21-22年チャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリード対リバプール。試合では終始リバプールが押していたものの、レアル・マドリードが数少ない得点機会を逃さず、1-0でレアル・マドリードが勝利。歴代最多となる14度目の優勝となった。

レアル・マドリードは優勝トロフィーと共に、UEFAからの賞金も獲得。スペイン紙『as』によると、レアル・マドリードは1億3248万ユーロを手にすることができたという。

さて、CL決勝の熱が少し落ち着いた翌日(日本時間5月30日)、チャンピオンシップ(イングランド2部)の昇格プレーオフの決勝戦が行われた。戦ったのは、ノッティンガム・フォレストとハダースフィールド。結果はノッティンガム・フォレストが1-0で勝利し、24シーズンぶりのプレミアリーグ復帰となった。敗れたハダースフィールドは、18-19年以来のプレミアリーグ復帰とはならなかった。

実は、この試合はチャンピオンズリーグ決勝以上に動くお金の量が多い試合だった。デロイト社の調査によると、プレミアリーグ昇格を決めたノッティンガム・フォレストは、今後3シーズンで最大2億1400万ドルを手にすることができる。また、残留し続けることができれば、5年間で3億ドルになる可能性があるという。さらに復帰1年目で降格するという最悪のシナリオになったとしても、1億ドルを手に入れることができる。

これらの金額に加え、ノッティンガム・フォレストにはさらに1億2500万ドルの放映権料が支払われる。このような資金調達システムのおかげでプレミアリーグの小規模チームでは、他リーグの同レベルのクラブが買えないような選手に多額の資金を投じることができるのだ。

最新のケースで言えば、プレミアリーグ14位のアストン・ビラが、セビージャを退団したブラジル人センターバックのディエゴ・カルロスと約3000万ユーロで契約を交わしている。

このように、プレミアリーグでは上位の強豪クラブと中堅クラブ、下位クラブの間に大きな差が産まれすぎないような措置をとっている。プレミアリーグの放映権関係については以下の記事をご覧いただきたい。