スコットランドのグラスゴーに本拠地をおくセルティックとレンジャーズ。両者は長年に渡り、同じ町のライバルとして火花を散らしてきた。
この2チームの試合は「オールドファーム」と呼ばれ、スペインのクラシコ(バルセロナ-レアル・マドリード)やスーペル・クラシコ(リーベル-ボカ)などと比較されるほど熱い戦いが毎回繰り広げられる。
なぜこのセルティックとレンジャーズの試合は「オールドファーム」と呼ばれるのだろうか?
セルティックとレンジャーズのライバル関係が「オールドファーム」と呼ばれるようになったのは、20世紀初頭、1904年のスコティッシュカップ決勝で両者が対戦したときからだと言われている。
雑誌『The Scottish Referee』は、この試合に向けて、大注目を集めるこの対戦が商業化されていることを認め、両チームを風刺する漫画を描いた。その漫画の一コマには、次のようなサンドイッチボードを持った男が描かれていたことから「オールドファーム」と呼ばれることになったと一説には言われている。
オールドファームを応援しよう” Rangers, Celtic Ltd “と書かれたサンドイッチボードを持った男
Help us to get archives of The Scottish Referee, inventor of the term The Old Firm, online:https://t.co/vbX0m4w9GL pic.twitter.com/Sg5AHXyLcQ
— Soccer History (@soccerarchive) October 24, 2016
レンジャーズにはプロテスタント教徒、セルティックにはカトリック教徒が多いとされ、政治や宗教的な背景もこのダービーの熾烈さに影響を与えているとされている。
(By ALLSTARS CLUB編集部)