カンプノウ

FCバルセロナはかねてより、カタールワールドカップの中断期間を利用して、エスパイバルサのためのスタジアム改修の一部を行うと発表していたが、現時点ですでに460万ユーロを投じて、ゴル・スールの3階部分の一部取り壊しに着手している。

クラブはこの工事を、ワールドカップ終了後の初戦の前日となる12月30日までに完了させることを目標としている。ちなみに、中断後初の試合はエスパニョールとのバルセロナダービーだ。

クラブは、「これらの工事は最大460万ユーロの費用がかかるが、昨年夏にゴールドマン・サックスと締結した際のつなぎ融資の枠内で引き受ける」と述べている。

本格的にカンプノウの改装が始まるのは23-24年シーズンの予定。その間チームは、エスタディ・オリンピック(エスタディ・デ・モンジュイック)に一時的に移転することになるとされている。クラブ会長のジョアン・ラポルタは、バルセロナ市議会との会議の場で、同スタジアムを使うためには1500万〜2000万ユーロの支払いが必要だと語った。

エスタディ・オリンピックは、モンジュイックという山の上にあるのだが、そこへのアクセスを良くするために720万ユーロを投じてインフラ設備を強化するという。このプランでは、ケーブルカーのサービス強化、バスの運行、エスカレーターの改善、駐輪場や自転車専用道路の新設などを予定。資金に関しては、バルサが64%、バルセロナ市議会が残り36%の出資を行うことになると予想される。